慶大が練習納め ドラフト候補の下山悠介主将、生井惇己らが走り込み徹底「心身のスタミナ」強化

[ 2021年12月20日 16:24 ]

プロ入りを目標に掲げた慶大の(左から)下山、生井(撮影・川島 毅洋)
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 東京六大学野球リーグの慶大が20日、神奈川県横浜市のグラウンドで年内最後の練習を行った。

 新チームから主将に就任した下山悠介内野手(3年・慶応)は「小、中、高とキャプテンをやっていた。背中で引っ張るというか、自分が率先して行動して姿勢を見せていきたい」と意欲を見せた。

 リーグ戦で春秋連覇。6月の全日本大学野球選手権で優勝、11月の明治神宮大会で準優勝と、多くの経験を積んだ一年に「うれしいこと、心から悔しい思いもした。いろいろな経験ををさせてもらった一年だった」と振り返った。

 最速152キロを誇る左腕・生井惇己投手(3年・慶応)は、来季は先発としてチームを支える構え。「来年は先発をやりたい。12月は3週間、投げ込んだ。多い日は210球とか。これだけ投げたことはなかった。みんなで毎日ブルペンに入って、当たり前の基準を上げようと言ってきた」と話した。

 堀井哲也監督は「(神宮大会は)最後はスタミナ切れしたかなと。心身のスタミナというか、チームとして体力が必要」と12月はトレーニングを中心に鍛えてきた。50メートルを100本など、陸上トラックを借りて走り込みも行ってきた。下山は「まずは春のリーグ戦の優勝に照準を合わせてやっていく」と大学ラストイヤーに目を向けた。(川島 毅洋)

 ◇下山 悠介(しもやま・ゆうすけ)2000年(平12)4月8日生まれ、千葉県千葉市出身の21歳。小1から野球を始め、打瀬中では千葉西シニアに所属。慶応では1年夏からベンチ入りし高校通算37本塁打。高校3年時に春夏連続で甲子園出場。慶大では1年春からリーグ戦に出場。50メートルは6秒1、遠投98メートル。1メートル76、81キロ。右投げ右左打ち。

 ◇生井 惇己(なまい・じゅんき)2000年(平12)7月25日生まれ、茨城県下妻市出身の21歳。小1から野球を始め、千代川中では常総シニアに所属。慶応では1年秋からベンチ入りし、3年春、夏に甲子園出場。慶大では1年秋にリーグ戦デビュー。1メートル76、80キロ。左投げ左打ち。

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