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江夏豊氏 古葉竹識さん訃報に「永遠の感謝」 “江夏の21球”当事者にも「優勝の味を教えてもらった」

[ 2021年11月17日 05:30 ]

リリーフ登板の江夏(右)と古葉監督 (1978年撮影)
Photo By スポニチ

 江夏豊さん(73)は古葉竹識氏の訃報に少し黙り「感謝」と言った。「感謝というのは時間がなんぼたっても変わらない。永遠の感謝なんだよ」

 1978(昭和53)年、広島移籍当時の監督だった。2月の日南キャンプ、初の休日に宿舎で部屋にいると、古葉監督が来て「何しとるんだ。休みだったら遊びに行けよ」と言われた。「面白いことを言うなあと思った。珍しいだろう。“しっかり体を休めて明日に備えろ”が普通。それが“遊びに行け”だからね」。懐かしそうに話した。「オレは山本浩、衣笠、水谷……らと同年代。古葉さんは41歳。監督と言うより兄貴分だった」

 江夏さんには「いくら遊んでも結果を出すのは分かっている。ただ、若いヤツは連れ回さないでくれ」と門限もなかったそうだ。

 「江夏の21球」で語り継がれる79年日本シリーズ第7戦、9回裏無死満塁のピンチで古葉監督は投手2人をブルペンで準備させた。自身を信用していないような指示に怒りを覚えた、と著書にある。

 それでも「感謝」なのだ。江夏さんにとっては阪神、南海(現ソフトバンク)、広島と渡り歩きプロ13年目で初めて優勝を知った。「優勝の味を教えてもらった」と感謝の思いで冥福を祈った。 (内田 雅也)

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