2021最優秀バッテリー賞 中日・柳&木下拓、オリ・由伸&若月に決定!ファン投票と選考委員会一致で選出

[ 2021年11月17日 17:00 ]

「2021プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」セ・リーグ部門に決定した山本由伸投手(右)と若月健矢捕手
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 スポーツニッポン新聞社が制定する「2021プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」(特別協賛・DAZN、協賛・イエローハット、長谷工グループ、協力・一般社団法人電池工業会)の選考委員会が都内で開かれ、年間最優秀バッテリーにセ・リーグから中日・柳裕也投手(27)と木下拓哉捕手(29)、パ・リーグから山本由伸投手(23)と若月健矢捕手(26)が選ばれた。

 また、スポーツ動画配信サービスのDAZN(ダゾーン)公式ツイッターで行われたファン投票でもセ・パともに同バッテリーが選出され、ファン、選考委員会一致で2021年を象徴するバッテリーが選ばれた結果となった。12月中旬に都内で表彰式を開き、各選手に賞金100万円と協賛各社からの副賞が贈られる。

 初受賞となった中日の柳は今期は26試合172回を投げて、168奪三振で今季の最多奪三振を獲得した。さらに防御率2.20で、3年連続の最優秀防御率にも輝いた。「大変光栄。どんな時でも木下さんが、僕の力を最大限に引き出してくれました。最優秀バッテリー賞を受賞できたことを力にかえて、来シーズンもチームの勝利のためにマウンドに上がりたいと思います」と喜びのコメントを寄せた。

 2年連続2度目の受賞を果たした木下はシーズンハイとなる11本塁打、43打点、打率.272と『打てる捕手』として頭角を現し、選考委員会では盗塁阻止率の高さも評価。「受賞を聞いた時は2人で大喜びでした。最優秀バッテリー賞をいただけたことを自信にして、来年は二人でチームを引っ張って、チームが優勝できるように頑張りたいと思います」と来季への思いを語った。

 パ・リーグ部門はバッテリーで初受賞。選考委員会でも「対抗馬なし」の声が上がった。山本は個人でも投手5部門で5冠を達成。「バッテリーはチームの中でもまたひとつのチーム。そこで獲れた賞は嬉しいです。若月さんはいつも落ち着いているので、どんなにピンチになっても冷静な配球で自分の力を最大限に引き出してもらえたので、僕の成績もすごく良い結果になりました」と相棒に感謝した。

 若月はチームのエースと11試合87回でバッテリーを組み、91奪三振、防御率0.72を支えた。「中嶋監督も受賞された賞ということで、獲れたことが嬉しいです。凄い投手をリードするという意味で責任を感じる部分はありましたが、受賞することができてホッとしています」と喜びをかみしめた。

 スポーツニッポン新聞社が制定するプロ野球最優秀バッテリー賞は、投手だけでなく、日頃は縁の下の力持ち的な存在の捕手にもスポットを当て、その年のセ・パ両リーグのナンバーワンバッテリーを選出し表彰。投手はローテーションの軸として、あるいは抑え投手としてシーズンを通して活躍したことを最低条件とし、捕手はインサイドワークや盗塁阻止率の高さ、捕逸の少なさなどが条件で、選考基準はレギュラーもしくはそれに準ずる試合数に出場していることとしている。

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