絶対エースに託す オリックス・由伸 日本シリーズ第1戦の先発濃厚 25年ぶり日本一へ一気に弾みつける

[ 2021年11月14日 05:30 ]

オリックス・山本由伸
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 絶対エースに託す。96年以来25年ぶりの日本シリーズ進出を決めたオリックスは、20日に京セラドームで開幕するヤクルトとの決戦に挑む。シリーズ第1戦の先発は山本が濃厚で、25年ぶりの日本一へ足掛かりを築く。

 大一番の最有力候補だ。今季は自身初の開幕投手を担い、侍ジャパンとして出場した今夏の東京五輪でも開幕投手を務め、エース格として金メダル獲得に貢献。10日のロッテとのCSファイナルS第1戦のマウンドも託され、無四球完封でスイープ突破をもたらした。先発投手のタイトル4部門を独占した右腕について、中嶋監督も「(CS初戦で)1人で投げきってくれて、楽にしてくれた。もう山本様です」と絶大な信頼を寄せており、快投に期待がかかる。

 山本は球団新記録の15連勝でレギュラーシーズンを締め、CSを含めて16連勝中。その起点が7回2失点だった5月28日ヤクルト戦だった。すでに日本Sへ向け「これから打者のことを見ないといけないなと思います。前回の対戦と相手も違うと思うし自分も(成長しており)全然違う」と意気込んでいる。

 中嶋監督が正捕手として出場したヤクルトとの前回95年の頂上決戦は1勝4敗。巡ってきたリベンジの機会は逃せない。「コンディションを整えられるように、気を引き締めてやっていきたい」と山本。最長7戦の短期決戦のシリーズの流れをつかむ役割とともにフル回転の期待を受ける背番号18が、一気に頂点をたぐり寄せる。

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