ヤクルト・石川 悔しい4回途中4失点 2点援護もらうも追いつかれ、降板後に村上トンネルでもう2失点

[ 2021年10月10日 19:43 ]

セ・リーグ   ヤクルト―阪神 ( 2021年10月10日    神宮 )

<ヤ・神23> ヤクルト先発・石川(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトの20年目左腕・石川雅規投手(41)が阪神戦(神宮)に先発登板。味方打線に2点援護をもらったものの4回途中8安打4失点で降板。2試合ぶりとなる今季5勝目を手にすることはできなかった。

 2―0で迎えた4回、1死から梅野に左前打、代打・山本に左翼線二塁打を打たれ、近本は四球で歩かせて満塁。続く中野に中前適時打を許して一気に2点を失い同点とされると、ここで降板。1死一、二塁の場面で石川をリリーフした2番手右腕・大西がマルテに四球を与えて満塁とした後、大山のゴロを三塁手・村上が“トンネル”する間に走者2人の本塁生還を許して4失点となった。

 初回は2死からマルテ、大山に連打されるも糸原をシンカーで空振り三振。2回は先頭・小野寺に右翼線二塁打されるも後続を断ち切った石川。3回は2死からマルテの中前打、大山に四球で一、二塁とした後で糸原の痛烈なピッチャー返しが右ひざ付近を直撃するアクシデントにも見舞われたが、続投して小野寺を空振り三振に仕留めた。毎回安打を打たれる苦しいマウンドながら3回無失点を続けたが、4イニング目で力尽きた。

 石川の投球内容は3回1/3で打者20人に対して84球を投げ、8安打4失点(自責2)。6三振を奪い、与えた四球は2つだった。

 試合前まで8試合連続で5回以上を投げ、いずれも2失点以下に抑えていた石川だが、なかなか勝ち星に恵まれず。9月26日の中日戦(神宮)ではこれまで援護できなかった打線が14安打16点と爆発し、6月18日の中日戦(神宮)以来100日ぶりとなる今季4勝目を手にした。前回登板した3日の広島戦(マツダ)では1―0で迎えた6回に追いつかれ、6回途中1失点で降板。チームは終盤に勝ち越して4―1で勝利を収めていた。

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2021年10月10日のニュース