ヤクルト M点灯へ20歳・奥川が7回途中1失点 8試合ぶり四球出すも田口が代打・糸井を空振り三振

[ 2021年10月8日 20:12 ]

セ・リーグ   ヤクルト―阪神 ( 2021年10月8日    神宮 )

<ヤ・神21>6回1死一塁 中野を二ゴロ併殺に打ち取りガッツポーズする奥川(撮影・久冨木 修)      
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 ヤクルトの高卒2年目右腕・奥川恭伸投手(20)が引き分け以上で優勝マジックが初点灯する2位・阪神との大一番(神宮)に先発登板。7回途中4安打1失点と好投し、自身最多4連勝となる今季9勝目の権利を得て降板した。

 奥川が苦手な初回を3者凡退と好発進すると、その裏、打線は主砲・村上の今季105打点目となる右中間二塁打で先制。奥川が2回も3者凡退に仕留めると、その裏には西浦に左翼ポール直撃の5号ソロが飛び出して2点リードと序盤から投打がかみ合った。

 4回2死から相手主砲・大山にこの試合初安打となる右越え21号ソロを浴びた奥川だったが、5回も3者凡退でピシャリ。すると、その裏には味方打線が塩見の右前適時打で2点を加えて4―1とリードを広げた。この援護に奥川は6回、7回と2イニング連続で先頭打者に安打されるもともに無失点。だが、疲労の見える7回は抜け球が多くなり、2死一、三塁から自身8試合ぶりとなる四球を島田にストレートで与えて満塁とすると、ここで降板となった。

 奥川の投球内容は6回2/3で打者25人に対して91球を投げ、4安打1失点。2三振を奪い、与えた四球は1つだった。

 なお、2死満塁のピンチで奥川をリリーフした2番手左腕・田口は代打・糸井を空振り三振。田口はマウンドで雄叫びをあげ、ベンチの奥川は拳を握りしめてガッツポーズを作った。

 ▼奥川 良い緊張感でマウンドに上がる事が出来ました。大事なカードの初戦を任せて頂いたので結果がどうなろうと攻め抜こうという気持ちで投げました。最後投げ切れず本当に悔しいです。

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