巨人・山口ワースト更新7連敗 5回持たず94球6失点で8敗目

[ 2021年10月8日 20:22 ]

セ・リーグ   巨人2―6広島 ( 2021年10月8日    マツダ )

2回1死二、三塁、安部の2点適時打で林(44番)の生還を許し、同点に追いつかれる山口(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 巨人の山口俊投手(34)が8日、広島戦(マツダ)に先発。自己ワーストとなる6連敗中の右腕は、今季2試合を投げ0勝2敗と勝ち星のない広島打線を相手に4回1/3で94球を投げ6失点で今季8敗目。7月7日の中日戦(東京D)以来93日ぶりとなる今季3勝目はならなかった。

 松原のプレーボール弾でチーム22イニングぶり得点を奪って幕を開けた一戦。2回にも先頭の中島が左前打で出た後、1死二塁から8番ウィーラーが相手先発・大瀬良の7球目カットボールを中前に運び加点。早々と2点の援護をもらった山口だったが、初回こそ3者凡退も、2回に乱れる。先頭の鈴木誠は三ゴロに仕留めたものの、続く坂倉に中前打、林には右翼線を破られる二塁打を浴び1死二、三塁。7番安部に中前打を浴び3連打で2失点。勝星から遠ざかる右腕を象徴するかのように同点に追いつかれてしまった。

 3、4回は無失点に抑えたものの、5回に宇草、小園に連打を浴び、鈴木誠也に四球で1死満塁。5番坂倉に中前に運ばれ2点を失うとベンチから原監督が飛び出し投手交代。5回を投げ切ることなく無念の降板となった。

 前回2日(DeNA戦・東京D)は予告先発されていたが、右肘の違和感を訴え登板回避していた山口。先月26日(阪神戦・東京D)の先発では14年ぶり中4日の登板だったことが影響したのか、序盤から制球に苦しみ1失点ながら3回途中で降板。この試合を落とし自力優勝の可能性が消滅していた。

続きを表示

2021年10月8日のニュース