ヤクルト・歳内が今季限りで引退 今季1軍登板なし 6日に戦力外通告

[ 2021年10月8日 05:31 ]

ヤクルト・歳内
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 ヤクルト・歳内宏明投手(28)が今季限りで現役を引退することが7日、分かった。前日に球団から戦力外通告を受けていた。本紙の取材に「いろいろな方に支えられて、ここまで来られました」と感謝を口にした。

 聖光学院で2、3年夏に甲子園に出場し、スプリットを武器に活躍。11年ドラフト2位で阪神に入団した。1年目の12年にプロ初登板初先発も果たし「1軍で1年目から投げられるとは。しかも甲子園でプロのスタートを切ることができたので、印象に残っています」と思い出を語った。15年には29試合登板で1勝1敗、防御率2.62と中継ぎで活躍。だが、右肩痛に悩まされ19年オフに戦力外通告を受けた。独立リーグの四国・香川を経て昨年9月にヤクルト入り。同10月1日のDeNA戦で移籍後初勝利を挙げるなど終盤はローテーションの一角を担い「チャンスをもらえて感謝しています」と話した。

 今季は1軍登板はなく、イースタン・リーグで6試合に登板し1勝2敗、防御率6.06。「腰も肩も脚も状態がよくなく、今もリハビリしている状態。体が限界」と引退を決断した。今後については未定。最後まで全力で野球と向き合い、甲子園、独立リーグでも活躍した右腕は、プロ野球選手として現役を引退し、ユニホームを脱ぐ。

 ◆歳内 宏明(さいうち・ひろあき)1993年(平5)7月19日生まれ、兵庫県出身の28歳。聖光学院では2、3年夏の甲子園に出場し、2年夏はベスト8。11年ドラフト2位で阪神に入団。12年9月2日の広島戦で1軍デビューも、19年限りで戦力外に。20年は独立リーグの四国・香川でプレー。同年9月にヤクルトに入団した。NPBでの通算成績は64試合で3勝6敗、防御率4.18。1メートル84、90キロ。右投げ右打ち。

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2021年10月8日のニュース