ロッテ大炎上15失点 まるで“オリの運動会”ワースト21被安打 井口監督「申し訳ない」

[ 2021年9月30日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ2-15オリックス ( 2021年9月29日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>5回途中、降板する美馬(撮影・長久保 豊)
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 観衆9567人の多くが、ロッテの半世紀ぶりマジック点灯を期待していた。ところが見せつけられたのは相手走者がグルグルとダイヤモンドを回る姿。オリックスの運動会のような光景だ。井口監督は「本当に見に来てくれたお客さんに申し訳ない」と、珍しく弱気な言葉を残した。

 2―0の5回、先発の美馬が吉田正に右中間適時二塁打など3連打を浴びて降板。2番手の東妻もモヤに逆転3ランを許すなど、この回打者一巡で6点を失った。美馬は「あの回は投げきらないと…。中継ぎの人に申し訳ない」とうなだれたが、投手陣の崩壊は止まらなかった。

 6回、7回と失点を重ね、9回は唐川を投入したが4安打を浴びて5失点。21安打も15失点も今季ワースト。勝てばリーグ優勝した70年シーズン以来、51年ぶりのマジック点灯だったが、2位・オリックスとの直接対決に連敗を喫して1ゲーム差まで迫られた。

 指揮官は「本当に一方的な試合になってしまった。明日ね、切り替えて頑張りたい」と絞り出したが、これが優勝への重圧なのか。5度目の挑戦もマジック点灯に届かなかった。30日も勝てば「18」がともる。6度目のチャンスは逃すことはできない。(君島 圭介)

 《マジック点灯30日にまた持ち越し》ロッテがオリックスに敗れたため、両チームのゲーム差は9月11日以来の1・0に縮まった。ロッテの優勝への最短マジックナンバー点灯は30日に持ち越し。ロッテが勝った場合のみM18が出る。なお、敗れても勝率・552、オリックスは勝っても勝率・550で今日の順位の変動はない。

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2021年9月30日のニュース