修徳 床枝15K完封&佐藤サヨナラ満塁弾で4強

[ 2021年7月31日 05:30 ]

全国高校野球選手権東東京大会準々決勝   修徳4―0都小山台 ( 2021年7月30日    スリーボンド八王子 )

<修徳・小山台>延長10回を投げ切った修徳・床枝(撮影・篠原岳夫)
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 第103回全国高校野球選手権(8月9日から17日間、甲子園)の地方大会は30日、3大会5試合が行われた。東東京はプロ注目の修徳のエース・床枝魁斗(かいと=3年)が都小山台打線を延長10回3安打、15奪三振完封。佐藤大空(2年)のサヨナラ満塁弾で4強進出を決めた。富山では高岡商が、中止となった昨年大会を挟み4大会連続21回目の出場決定。きょう31日は愛知大会決勝を含む3大会計5試合が行われる。

 雨にも負けず、雷は味方に付けた。0―0で延長戦に突入。10回表の守りが始まる直前だった。雷鳴が響き、稲光が走る。8分間の中断。快投を演じていた床枝に、わずかな異変が起きた。

 投げ急ぎ、頭が前に突っ込む悪癖が顔をのぞかせた。2四球で1死一、二塁。そこで再び雷で中断した。「疲れなのか、右足(軸足)に体重を残せないうちに投げていた。それを修正した」。今度は18分間の中断を有効利用。頭を整理して、右足に体重を乗せることを意識した。それだけではない。再開前の投球練習で「直球しか投げなかったので、直球を狙ってくるだろうと思った」。再開後、最初の打者をスライダー2球で簡単に追い込んで空振り三振。続く打者も遊ゴロに打ち取るとその裏、劇的な幕切れが待っていた。

 2死一、二塁で床枝の痛烈な遊撃へのゴロが敵失を誘う。満塁となり、2年生4番・佐藤大空が左翼芝生席へサヨナラ満塁弾。その劇弾を投打にわたって呼んだのは床枝だった。

 つい2日前。日大豊山との5回戦でサヨナラ2ランを放ったのも床枝だった。ただ、投球の方では苦戦。制球を乱して「苦しい展開にしてしまった」と反省した。原因はこの日の10回と同じ悪癖。そこから中1日で修正して3安打完封、圧巻の15奪三振だった。

 「2年半やってきてそういう修正ができる子なんです」と荒井高志監督。自分で考えて問題点を見つけ、修正する。ネット裏で視察した日本ハム・多田野数人アマ兼プロスカウトは「こんな精神力が強い投手はそうはいない」と評価した。

 あす1日の準決勝は東京ドームで、相手は関東第一。床枝は「関一を倒すためにやってきた」と言った。13年夏以来の甲子園へ、難敵も乗り越える。 (秋村 誠人)

 《2年生4番決めた 2戦連続劇的勝利》劇的なサヨナラ満塁弾を放った2年生4番・佐藤は「(6回の好機に)泳がされたスライダーを頭に置いて打席に入った。来た球をちゃんと捉えることができた」と興奮気味に振り返った。6回1死一、二塁ではスライダーを左飛。絶好の先制機をつぶしていただけに、狙い通りに初球のスライダーを完璧に打った。これでチームは5回戦に続き2戦連続でサヨナラ本塁打での勝利となった。

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