4月創部の光英VERITAS オール1年生で公式戦初出場初勝利!延長12回8安打6点で決めた

[ 2021年7月5日 05:30 ]

全国高校野球選手権千葉大会1回戦   光英VERITAS9―4国府台 ( 2021年7月4日    浦安市運動公園 )

<光英VERITAS・国府台>延長12回1死三塁、光英VERITAS・小菅の右前適時打で喜ぶ光英VERITASナイン(撮影・郡司 修)
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 第103回全国高校野球選手権(8月9日から17日間、甲子園)の地方大会は4日、千葉、長野などが開幕した。3日連続で雨天順延となっていた千葉大会では今年4月に創部し、オール1年生で臨んだ光英VERITASが延長12回の末に国府台を9―4で下し、公式戦初出場初勝利を飾った。開幕予定だった東西東京大会は雨のため、全試合が中止となった。

 1年生軍団とは思えない集中力だった。小雨の降る中、幼い顔つきの選手たちがガッツポーズを繰り返した。延長12回、3時間8分の激闘を制した小菅竜樹主将は「気持ちを切らさず、全員で戦った結果」と胸を張った。

 今年4月、聖徳大女子が共学になり、校名が変更になった。「VERITAS」はラテン語で「真理」を意味する。船橋東などの監督を歴任した舘野文彦監督は昨夏から選手集めに動いた。小菅主将は「監督が毎試合見に来てくれた。魅力にほれました」と入学を決意した。1期生の男子生徒47人のうち、半分を超える24人が野球部員となった。

 4月10日に始動。グラウンドには防球ネットがなく、他校に出向いて練習試合を23試合行い、3勝20敗だった。不安を抱えながら初めての公式戦を迎えた。前日まで3日連続で雨天順延となり、この日も雨で試合開始が2時間以上遅れてプレーボールがかかった。

 それでも、公式戦用のユニホームを初めて着た選手たちは奮闘した。3―3のまま延長戦に突入。12回1死一、三塁の好機に途中出場した高橋琉輝の右中間2点三塁打で勝ち越し、続く小菅も右前適時打を放った。4番・清宮宙知(そらち)までの7連打を含む8安打を浴びせて6得点。3安打を放った3番・大堀優青(ゆうせい)は「家に帰ってからも近くの公園でお母さんや弟にプラスチックのボールを投げてもらって打ってきた。その成果が出た」と笑顔で話した。

 「まぐれです。延長は想定していなかった。力以上のものが出た」と舘野監督。あどけない顔つきの選手たちを頼もしそうに見つめていた。(川島 毅洋)

 ≪2投手継投で逃げ切り≫投手陣は2投手の継投で逃げ切った。先発した背番号10のサイド右腕・手柴信志は9回を投げ11安打3失点。延長10回から救援登板したエース右腕の高橋琉輝は、3回4安打1失点で最後を締め「この学校に来て良かったと思った」。2回戦はシード校の我孫子東と対戦するが「みんなでやっていきたい」と力を込めた。

 ▼光英VERITAS 1983年(昭58)創立。全校生徒362人(うち女子315人)。聖徳大女高から今年4月に共学となり、校名変更。野球部の部員は26人(マネジャー2人)。主な卒業生は女子プロゴルファーの木村彩子。所在地は千葉県松戸市秋山600。川並芳純校長。

 ≪校名にローマ字 飯田OIDE長姫、PL学園など少数≫校名にローマ字が使われる高校は全国でも珍しい。今夏の地方大会に出場する学校では、長野の飯田OIDE長姫がある。同校は飯田商時代の1935年夏に甲子園初出場。飯田長姫時代の54年春には初出場初優勝を飾った。また、桑田真澄、清原和博のKKコンビらを輩出した大阪の名門・PL学園は、春夏合わせて7度の甲子園優勝。16年夏から休部となっている。

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