日本ハム田中賢介SA 3球団競合引き当てた恩師・大島氏に「ファイターズに導いてくださった方」と感謝

[ 2021年7月5日 20:09 ]

19年9月、入団当時の監督だった大島康徳氏(右)から花束を贈られる田中賢介内野手
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 現役時代に中日、日本ハムでプレーし、日本ハム監督も務めた野球解説者の大島康徳(おおしま・やすのり)さんが6月30日、大腸がんのため、都内の病院で死去した。70歳。大分県中津市出身。日本ハムの田中賢介スペシャルアドバイザー(40)が球団を通じて追悼コメントを発表した。

 田中SAのコメントは以下の通り。
 
 大島監督の1年目が私の1年目で、ドラフトで自分のくじを引き当ててくれたのが監督として最初の仕事だったと思います。ファイターズに導いてくださった方で、同じ九州出身という縁もあってか早い段階から起用してくれましたし、それもあって長くプロの世界でプレーできたと感謝しています。

 入団から3年間お世話になり、打撃指導を受けても当時は仰ることがよく飲み込めなかったのですが、解説者としていらした時にはいつもケージの後ろからアドバイスをくださり、ベテランと言われる年齢になってからは指導されることが少なくなっていましたので、一言ひと言に有難みを感じていました。東京ドームでの私の引退セレモニーにはサプライズで花束贈呈にいらしてくださり、体調が思わしくないとお聞きしていた中でしたので思わず涙がこぼれました。お会いするたびに冗談めかして「バカヤロウ」と愛のこもった言葉をかけていただいたこと、この先も忘れることはありません。どうか安らかにお休みください。

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2021年7月5日のニュース