ロッテ佐々木朗、プロ最長6回1失点も2勝目お預け 直球53球中150キロ超え42球で最速は155キロ

[ 2021年6月10日 19:49 ]

交流戦   ロッテーヤクルト ( 2021年6月10日    ZOZOマリン )

<ロ・ヤ>4回、ロジンの粉を飛ばし力投する佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 ロッテの高卒2年目・佐々木朗希投手(19)が10日のヤクルト戦(ZOZOマリン)にプロ3度目の先発は6回1失点だった。

 前回5月27日の阪神戦(甲子園)で5回、94球を投げ7安打4失点(自責点3)で待望のプロ初勝利を挙げた佐々木朗は中13日でプロ初登板以来の本拠地のマウンドに上がった。初回、先頭の塩見を152キロの直球で遊ゴロ。続く青木には7球粘られた後に155キロの直球で見逃し三振。山田にも155キロ直球で遊ゴロに仕留めて三者凡退と上々の立ち上がりを見せた。

 しかし、2回に先頭の4番・村上に直球を2球続け、1ストライク1ボールとなった3球目。真ん中低めの151キロ直球を右翼席に運ばれて先制点を許した。これがプロ初被弾となった。次のオスナにスライダーを左前打、サンタナをフォークで空振り三振、中村を151キロ直球で一邪飛、元山には150キロ直球を右前打されて2死一、二塁のピンチ。9番・山崎の初球は外角高めに外れる147キロ直球。29球目で初の140キロ台直球を投じたものの、最後はフォークで二ゴロに抑えて最少失点で切り抜けた。

 3回はリズムを取り戻した。先頭の塩見を151キロ直球で遊ゴロ、青木はスライダーで右飛、山田にはスライダーで空振り三振の三者凡退。4回はプロ初被弾を浴びた先頭の村上に対して、2ストライク3ボールからの6球目に142キロのフォークで空振り三振に斬り、見事リベンジ。その後はオスナを遊ゴロ、サンタナは遊失、中村にはこの日初めての四球で2死一、二塁としたものの、元山を一ゴロに抑えて追加点を許さず。

 5回、先頭の山崎を151キロ直球で空振り三振、塩見を遊ゴロで簡単に2死を奪い、青木に初球の151キロを二塁打を浴びたが山田を遊ゴロでしのいだ。すると裏に、ここまで無安打だった打線が初安打から相手守備の乱れもあり同点に追いついた。

 プロ最長となる6回のマウンドに上がった佐々木朗は先頭の村上に四球を与えたものの、オスナを148キロ直球で中飛、サンタナをスライダーで左飛、中村を150キロで三ゴロに抑えて先発の役目を果たした。

 佐々木朗は6回4安打5奪三振2四球1失点。93球を投げ、53球が直球で、そのうち42球が150キロ超えだった。佐々木朗は「試合を作ることが出来て良かったです。次の登板でも頑張ります」とコメントした。

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2021年6月10日のニュース