巨人 ソフトバンク戦13連敗…4被弾9失点の大敗に原監督「全て監督である私の責任」

[ 2021年5月29日 05:30 ]

交流戦   巨人3―9ソフトバンク ( 2021年5月28日    ペイペイD )

<ソ・巨>3回2死二塁、柳田(後方)に2ランを浴びる畠(撮影・吉田 剛)
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 巨人はオープン戦を含め、19年の交流戦から対ソフトバンク13連敗となった。3回で3発を被弾。原監督は4回、畠―大城のバッテリーごと交代させた。

 「こういう結果になっているのは、全て監督である私の責任というところです」。19、20年の日本シリーズで4連敗。2年ぶりの交流戦で雪辱を期したが、初回の畠の「1球」は昨年の日本シリーズ初戦を思い出させた。

 栗原への8球目だ。1死二塁。チェンジアップを内角低めに選択した。直前の4球は全て外角要求。追い込んだ中で、栗原が打率・500(試合前時点)と得意とする内角低めに投じた。「追い込まれていたので三振はしないように」(栗原)というコンパクトに振る意識もあった。結果は右翼席への同点弾。初回に敵失から2点先制した直後だけに痛かった。

 菅野―大城のバッテリーだった昨年11月21日の日本シリーズ初戦。内角に投じた変化球を右越え2ランされた。先制弾で勢いに乗せ、打率・500でのMVPを獲得された。

 畠は最速151キロを計測するなど1球ずつを見ると一級品。だが、全て変化球を2回にバレンティン、3回に柳田に被弾した。原監督は多くを語らなかったが、宮本投手チーフコーチが代弁する。「その辺が配球とリードという部分。今夜は勉強したい。眠れない夜になる。もう一度ミーティングをやります」。指揮官が異例の3回でバッテリーごと交代させたのは、この試合だけが理由ではない。

 チームは4月20日の阪神戦で主軸に5本塁打を許すなど、同じ打者に一発を浴びる傾向がある。桜井―岸田に代わった5回にもバレンティンに一発を許し、計4被弾。投手、バッテリーコーチ、スコアラーを含め次戦へ対策を講じる。(神田 佑)

  ▼巨人・中島(6回に2号ソロを放つなど今季初の3安打猛打賞)何とか粘って打つことができた。次につなぐことだけを考えていたのが、良い結果につながった。

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