楽天逃げ勝ち!浅村の先制2ランが2戦連続の決勝弾に チーム3連勝で首位堅守

[ 2021年5月20日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天3―2日本ハム ( 2021年5月19日    楽天生命 )

<楽・日>3回2死一塁、2ランを放つ浅村(撮影・白鳥 佳樹)
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 今季本拠地初アーチを放った前夜のお立ち台。楽天・浅村はファンに「明日も期待してください」と予告したが、有言実行の一発は3回2死一塁だった。右翼席への先制4号2ランは2試合連続の決勝弾。「(打球に)角度がついて、いい感じで振れた。(状態が)上がってきた」と5回にも左犠飛を放って全得点を叩き出した。

 石井新監督が「どちらかといえば、ディフェンスのチーム」と話すように、バッテリーを中心に守り勝つ野球がベースになっている。「逃げるは恥…」ではなく「逃げるは勝ち」というゲームプランを遂行するためにも、攻撃のキーマンは昨季本塁打王の浅村だ。

 打率・322のハイアベレージを維持しているものの、ポイントゲッターとしての役割には少し物足りなさを感じていた。「自分の(打つ)ポイントが昨年とどれぐらいズレているのかデータを出してもらった。いろんなことを考えながら練習もした」。持ち味の逆方向へのアーチが2試合続いたのは、状態が上向いている証拠だ。

 首位堅守となる3連勝。昨季は12球団ワーストとなる32度の逆転負けを喫したが、今季はここまで7度とリーグ3番目に少ない。チーム防御率3・28は同トップ。スムーズに逃げ切るためにも、連夜のお立ち台に上がった主砲は「競った展開だとリリーフがしんどくなるので、自分ができることをしっかりやる」と力強く話した。(重光 晋太郎)

 《先制すれば勝率8割》浅村(楽)が3回に2戦連続の決勝弾となる先制2ラン。チームで2試合連続の決勝本塁打は、昨年9月22、23日ロッテ戦で浅村自身がマークして以来だ。今季の楽天は先取点を奪った試合に15勝4敗3分けの勝率・789。パではソフトバンクの勝率・737(14勝5敗4分け)を上回り最高と、先行逃げ切りを得意にしている。

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