ロッテ・レアード “特上”2打席連発で2位浮上 12日にも奪首

[ 2021年5月12日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ4―1ソフトバンク ( 2021年5月11日    ペイペイD )

<ソ・ロ>4回1死、右越え本塁打を放ったレアードは笑顔でナインの出迎えを受ける(撮影・中村達也)
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 ロッテ・レアードは「ワサビ、ダイスキ!」と叫んで、「ガッハッハッハッ」と豪快に笑った。2回に左越え4号ソロを放つと4回も右越え5号ソロ。三塁ベンチ前では魚を釣り上げ、さばき、寿司を2度握り、それを手渡された柿沼もワサビで鼻にツーンときたパフォーマンスで応えた。

 「自分にとってもいい結果が出たし、チームにとってもソフトバンク2連戦の初戦を取れた。これでチームも乗れていけると思う」

 来日6年目の昨季は自己ワーストの6本塁打に終わった。腰痛で途中帰国し、手術も受けた。今季も春先は調子が上がらなかったが、5月に入ってからは打率・316、3本塁打。同僚のマーティンがリーグトップを独走する10本塁打をマークしている中で、19年7月8日の日本ハム戦以来となる2打席連発。16年本塁打王の状態も一気に上がってきた。

 エチェバリアの加入で、助っ人野手は3人制となった。日本での経験が豊富なレアードは「マーティンもいいスタートが切れた。僕もしっかりとした打撃をしていきたい。エチェバリアはメジャーで長くプレーしたが、日本は少し違うところがある。2人で助けていくよ」と兄貴分的な役割も担っている。

 チームは2連勝で2位に浮上し、首位・楽天に0・5ゲーム差に迫った。1ゲーム差で3球団がひしめく「混パ」を演出。ウニとトロが好物だというレアードが再びアーチを描いて寿司を握れば、12日にも今季初の首位に立つ可能性は高い。(横市 勇)

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2021年5月12日のニュース