阪神・マルテ　先制打＆11度目マルチ　中日への苦手意識も払しょく

セ・リーグ   阪神4ー4中日 （ 2021年5月11日    甲子園 ）

＜神・中＞初回1死三塁、マルテは左前に先制適時打を放つ（撮影・北條　貴史）
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　阪神の3番・マルテが3打数2安打1打点の活躍で打線をけん引した。初回1死二塁、左腕の小笠原からファウルで粘り、12球目のチェンジアップを中前に運ぶ先制タイムリー。「チカ（近本）とイト（糸原）が良い形で回してくれたから、ランナーを還すことに集中して打席に入った。良い仕事ができてよかった」

　相手の先発に立ち上がりで大ダメージを与えると、4回には先頭で四球を選んでチャンスメーク。佐藤輝の二塁打で三塁へ進み、2死後、ロハスの二ゴロで本塁を踏んだ。

　6回にも得点にはつながらなかったが、先頭で中前打。早くも今季11度目のマルチ安打をマークした。試合前まで中日戦の打率はリーグ最低の・190だったが、苦手も払しょくした。