ウィーラー、決勝ソロ放ち「エンジョイ!ゴールデンウイーク!」復帰後7戦で25の14、3発、7打点

[ 2021年5月3日 22:11 ]

セ・リーグ   巨人3―2広島 ( 2021年5月3日    マツダ )

<広・巨7>決勝本塁打を放ったウィーラーはポーズを取る(撮影・光山 貴大)
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 巨人のゼラス・ウィーラー内野手(34)が広島戦(マツダ)の7回に貴重な勝ち越し&決勝点となる2試合連発の4号ソロを放ち、チームの今季初となる3連敗を阻止した。

 「6番・左翼」で先発出場。2―2で迎えた7回、先頭打者として入った第3打席で広島先発右腕・森下が投じた初球の外角低め146キロ直球をバックスクリーン右へ放り込んだ。ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、興奮冷めやらないまま何度も吠えたウェーラー。1日の中日戦(東京D)では7回に3号2ランを放ち、0―7の最大7点差から6―7と1点差に詰め寄る一発を放っていたが、そこから2試合連発の4号となった。

 敵地でヒーローインタビューに臨んだウィーラーは決勝アーチを祝福されると、まずは日本語で「アリガトウ!」と満面笑み。「連敗して今週を迎えたので、一週間の最初の試合として勝てて良かったです」とし、「チーム一丸となってきょう勝つために全力を尽くしました」と振り返った。同点で迎えた7回、先頭打者として初球を勝ち越しアーチ。「同点の試合終盤に入る場面で、とにかく出塁しようと。積極的にいこうと思っていました。感触は良かったです。野球っていうのは難しいスポーツですけど、良くないことがあっても前向きに常にやるしかないと思っています」と力強く話した。

 新型コロナウイルス陽性反応による入院から、4月24日の広島戦(東京D)で先発復帰。そこから7試合で打率・560(25打数14安打)、3本塁打、7打点と大活躍で、連続試合安打も「12試合」となった。それでも「まだ自分ではそういう数字を気にすることなく。まだまだ良くなると思っているので。この先シーズンも長いですし、今に満足せず、これからもどんどん良くしていきたいと思います」とキッパリ。ファンに向けたメッセージも「エンジョイ!ゴールデンウイーク!」と最後まで頼もしかった。

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