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ノムラ、フルタだけじゃない ヤクルトに浸透する「アオキの考え」

[ 2021年2月12日 09:15 ]

ヤクルトの青木
Photo By スポニチ

 元監督でOBの古田敦也氏がヤクルトの沖縄・浦添キャンプで今月5日から1週間、臨時コーチを務めた。1年前に死去した野村克也元監督から最も薫陶を受けた同コーチは捕手陣を中心に精力的に指導。石川、小川ら主力だけでなく、奥川ら若手のボールも受け、惜しみなくアドバイスを送った。

 担当記者として「古田イズム」がチームに浸透していく様子を連日記事にしたが、現役選手にも周囲に好影響を与えるレジェンドがいる。青木宣親だ。

 宮崎で合同自主トレを行っていた1月上旬、新型コロナウイルスに感染した村上の濃厚接触者と認定された。メンバーの西浦、塩見、宮本、中山とともに2週間の隔離生活。ホテルの部屋では素振りもスローイングもできなかった。調整に大幅な遅れが出ると思いがちだが、青木はマイナスとは捉えなかった。

 「“ちゃんとしたトレーニングをしておけば、必ず技術に落とし込むことができる。絶対マイナスじゃない。できることは絶対あるから、意識して自分の体を変えられるようにやっていこう”と隔離中ずっと、みんなに言ってました」

 メジャーでも活躍したプロ18年目のベテラン。その経験値からメンバーにトレーニングの重要性、己の体を知ることなどをLINEで説き続けた。インストラクターの指導の下、リモートトレーニングも実施。自重を利用して体幹や筋力トレーニングに励んだ。効果はすぐに現れた。

 「朝起きるときに必ず背中が痛いと言っていた選手が、最後の方は“痛くなくなりました”と。そういう変化はあった。自分も本当に振り始めたのは、キャンプに来てからですけれど、いい感じで振れている。トレーニングの重要性を多分、彼らもわかったと思う。自分の体を知ることはすごい重要」

 まずは己を知れ。野村元監督の教えにも通じる。ノムラやフルタだけでなく、ヤクルトには「アオキの考え」も浸透している。(記者コラム・青森 正宣)

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