阪神・藤浪 ブルペンで「福留さん」と対戦 次クールからの実戦想定「配球とかコンビネーションの練習」

[ 2021年2月5日 05:30 ]

<阪神宜野座キャンプ>   ブルペン投球中、ロジンバッグの粉を吹き飛ばす藤浪
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 阪神・藤浪が、カットボールの修正を試みた。101球を投じたブルペンではタテの変化を入念に確認。今春初実戦となる7日の紅白戦へ向けて変化球の精度アップに時間を割いた。

 「感覚が良くなかったので。修正したかった。最後の方は良かったです」

 これまでは直球主体で投じていたが、この日はカットボールを多投した。「(変化が)横だとバットに当たるんですよね…」。そんな言葉もつぶやきながら、途中にはトラックマンのデータを計測していた球団スタッフに変化量を確認する場面もあった。

 球数が増すごとに感触は良化したようで、50球目からは捕手にサインを出してもらい実戦を想定。スタッフに左右打席に立ってもらい、坂本、丸、岡本と巨人の中軸3人と“対戦”。最後の4人目は「福留さんで」と中日に移籍した大先輩とのマッチアップをイメージして、2ボール2ストライクから低めにスプリットを投じた。

 「次のクールから実戦も入ってくるので、自分で気持ち良く投げるだけではなくて、配球とかコンビネーションの練習です」。投球を見守った藤川SAからも助言を授かる場面もあり中身の濃い内容で第1クールを終えた右腕は「やりたいことができた」と大きくうなずいた。 (遠藤 礼)

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2021年2月5日のニュース