広島ドラ1・栗林3つの誓い!「1軍完走」「森下に続く新人王」「謙虚貫く」

[ 2021年1月1日 05:30 ]

広島のドラフト1位・栗林
Photo By 代表撮影

 広島ドラフト1位・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)は、プロ1年目に向けた「3つの初夢」を本紙に明かした。即戦力右腕としての期待に応えるべく、「日本シリーズまで1軍完走」「森下に続く新人王」「謙虚を貫く」の3つを挙げた。

 栗林の初夢は、ドラフト1位としての責任感から切り離せない。
 「やっぱり即戦力なので、開幕から1軍にいないといけない。1年目は、1年間1軍にいることが目標です」

 今年最初の公約は、「1軍完走」だ。春季キャンプの1軍スタートに内定し、先発争いに参戦する。ただし、先発、救援とも苦にしない器用さも武器とあり、開幕ローテーション入りにこだわってはいない。「1軍にいればチームに貢献できる。前半だけ、後半だけではダメ。1年間しっかりと活躍できたらと思います」。そして、第一目標の終着点も明確に決まっている。「最後の日本シリーズまでいたいな…と思います」。栗林の指す完走は、ポストシーズンまでを意味する。

 一つ目の目標がかえなえば、続きは自然と見えてくる。

 「1年目から活躍して獲れる賞は新人王。これは最初しか獲れない。一番いいスタートになると思うし、広島ファンの方、スタッフの方々に“1位で獲ってよかった”と思ってもらえる。そのためにも新人王を獲りたい」

 昨年同1位の森下が新人王を受賞した。球団から2年連続となれば、84~86年に小早川毅彦、川端順、長冨浩志が3年連続で受賞して以来2度目。「森下みたいな活躍を期待されていると思う。森下を越えられるように頑張りたい」。大学侍ジャパンで同僚だった森下の活躍により最大限に高まった期待を、意気に感じている。

 そして、座右の銘を肝に銘じてプロの世界に飛び込む。「謙虚という言葉を大事にしてきた。プロに指名されたいま、すごく大事な言葉だな…と思うようになった。最後までやり通さないといけない」。「謙虚」は、中学時代から口にしてきたという。目先の結果だけに縛られないのは、社会人出身らしく知的な初夢だった。(河合 洋介)

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2021年1月1日のニュース