楽天・石井新監督 背番号は「99」に決定 恩師と同じ「ラッキーナンバー」

[ 2021年1月1日 05:30 ]

西武時代の恩人である渡辺監督(左)と同じ背番号99を背負う石井新監督
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 新任で13年以来8年ぶりのリーグ優勝を狙う楽天・石井一久監督(47)の背番号が「99」に決定した。自身にとって「ラッキーナンバー」を背負い異例のGM兼任監督が指導者としてのキャリアをスタートさせる。

 新年を迎えるにあたり指揮官が自らの背番号について「99番です」と明かした。いくつかの候補の中から選択。理由がある。「若い番号は選手から奪いたくなかったので、なるべく大きい番号をつけたかった。9月9日生まれなので、語呂が良いかなと」と語った。

 心象風景の中に「99」を背負って戦う監督の姿が脳裏に残っている。ヤクルトから西武に移籍して1年目だった08年。当時の渡辺久信新監督の背番号も99で「監督の背中が大きく見えた。チームを躍動させる姿が好きだった」と言う。自身も背中でチームを引っ張る立場になり、恩人と同じ番号を背負うことに不思議な縁を感じる。

 野球界に身を置く者にとって背番号は「顔」と表現される。「汲々(きゅうきゅう)としないように…。グッズが売れなかったら番号を変えます」と冗談めかすが、確かな決意が込められている。ユニホームに袖を通すのは13年に現役を引退して以来8年ぶり。2月1日の春季キャンプ初日でお披露目となる。(重光 晋太郎)

 ▽石井監督の背番号変遷 92年のヤクルト入団時に「16」を背負い、02年のドジャース移籍時は「何となく幸運がついてきそうだから」とブルペンコーチから譲り受ける形で「17」に。その後、05年のメッツ移籍時に「23」をつけ、06年のヤクルト復帰時は再び「16」。08年の西武移籍時は前年オフに左肩を手術した古巣の後輩左腕・石井弘寿と同じ番号の「61」を選び「来年復活してほしい弘寿君に願を掛けました」と説明した。

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2021年1月1日のニュース