阪神ドラ1・佐藤輝「3割30本100打点」&新人王狙う!東京五輪代表も「可能性はゼロじゃない」

[ 2021年1月1日 05:30 ]

バットを手に気合の入った橋上を見せる阪神のドラフト1位・佐藤輝(撮影 大森 寛明)
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 阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)が1年目にかける決意を語った。東京五輪出場に意欲を見せ、シーズンの目標には「新人王」を設定。将来的には「3割30本塁打100打点」を達成し、背番号8の前任者で球界最年長でもある福留(中日)のような、息の長い選手を目指す。

 その目に強い決意をみなぎらせた。ドラフト1位として幕を開けるプロ野球人生。その肩書にふさわしく、佐藤輝は東京五輪出場という壮大な目標を打ち立てた。

 「可能性はゼロじゃないんで。頑張ります。結果を残さないことには話にならないんで。何をするにもやっぱり結果は必要なんで、そこだけですね」

 コロナ禍で延期となったが、自国開催の五輪は佐藤輝にとって夢舞台だ。イチローや松井秀喜ら大リーグで戦う日本人選手に憧れた幼少期。自身は近大2年夏に、日米大学野球選手権とハーレム国際で初めてJAPANのユニホームに袖を通した。「やっぱり海外の選手と戦うのはもちろん楽しいんで。そういう意味でも結果を残してそういうの(日本代表)に選ばれるようにやっていきたい」。狭き門であるとはいえ、開幕からの猛アピールで大逆転選出を狙う。

 目先の目標が五輪なら、将来的な目標は「福留級」の活躍だ。背番号「8」を引き継いだ福留のタテジマでの貢献ぶりは、佐藤輝の目にも焼き付いている。「もちろん勝負強くて、守備もうまいですし。やっぱりベテランならではの雰囲気があるので、格好いいなと思っていました」。今季からは古巣・中日で日米通算23年目を戦う先輩の域に達することは、目標の1つだ。「福留さんも今43歳ですよね?そういう息の長い選手になれたらと思います」。長く一線級で活躍し続ける選手が理想型。「もちろん3割打てたらいいですし、打点も100とか目指して頑張っていきたい」と続け、入団会見で誓った30本塁打と合わせて将来的に「3割30本100打点」を目指す。

 1年目の具体的な目標について「一番はホームランを打ちたいですね。もちろん新人王を目指してやっていきます」と意気込んだ。浜風に負けない豪打で、甲子園に歓喜を呼び込む。(阪井 日向)

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2021年1月1日のニュース