西武・ドラ1渡部 ヘビーな初夢!山川、中村と322キロ超重量クリーンナップ形成だ

[ 2021年1月1日 05:30 ]

西武ドラフト1位の渡部は期待膨らむプロ生活を前にステーキをペロリと頬張る
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 夢は総重量322キロの超重量クリーンアップだ!西武のドラフト1位の渡部健人内野手(22=桐蔭横浜大)が新年を迎え、同じ右の長距離砲で目標とする先輩の山川穂高内野手(29)、中村剛也内野手(37)と将来的に3、4、5番を形成する大目標を掲げた。球界を震え上がらせる迫力満点の中軸結成へ、「よくばり君」の野望は大きい。

 すでに頭の中には近い将来のイメージが出来上がっている。3番打者の渡部がメットライフドームの左翼席に特大弾を運びダイヤモンドを一周すると、本塁後方で4番の山川、そして三塁ベンチ前では5番の中村がハイタッチでお出迎え。いよいよプロの扉を開ける2021年。長距離砲は言葉に力を込めた。

 「プロに入ると思うと緊張もあります。でも目標は高く持ちたい。近い将来、憧れの2人と一緒に中軸を打てれば。そのためにも必死に努力を続けたい」

 公称は身長1メートル76で体重112キロ。だがドラフト指名後に5キロも増量し、現在は117キロだ。成長を続ける肉体同様に夢は膨らむ。当面の目標は自身と同様に丸々とした体形で規格外の飛距離を誇る103キロの山川、102キロの中村との競演。まずは今月10日から始まる新人合同自主トレに向け準備を進める。

 昨秋の神奈川大学リーグでリーグタイ記録の8本塁打。早大・早川の外れ1位だが、磨きをかければ球界を代表する飛ばし屋となれる逸材だ。「開幕1軍を狙い、いつか山川さん、中村さんと争う中で本塁打王も獲りたい」と鼻息は荒い。契約金の一部で出身チームの中本牧リトルシニアや日本ウェルネスに打撃マシンを贈呈。早くも恩返しを始めた。

 渡部は「早くチームに合流したい。自分の一打でチームを勝たせられるように頑張ります」と表情を引き締める。今季の12球団の新人で唯一無二のキャラクター。大きな体にでっかい夢を詰め込み「よくばり君」のプロ生活がスタートする。(大木 穂高)

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2021年1月1日のニュース