栗山監督 「喜神」が「鬼神」と化す10年目

[ 2020年11月18日 05:30 ]

日本ハム・栗山英樹監督、来季続投決定 ( 2020年11月17日 )

18年1月1日付で掲載されたインタビューで「喜神」と色紙に記す栗山監督
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 【記者フリートーク】2018年元日。栗山監督は新年の思いを込めた言葉を色紙にしたためた。それが「喜神(きしん)」。「心の奥底のあり方」を表す言葉で、いかなる状況も自分のためだと素直に受け入れ、全てのことを喜んでやっていくという意味だ。

 前年は5位で、二刀流・大谷(現エンゼルス)も大リーグ移籍して迎えた新年。苦難の年に覚悟を持って臨む思いが表れていた。あれから3年弱。思い出されるのは、この「喜神」には「隠れキャラとして“鬼神”という意味もあるんだ」と話していたことだ。

 この日、栗山監督は「情を捨てる」と言った。尊敬する名将・三原脩氏も「情は3割」というその情をも捨て去る覚悟。苦境を素直に受け入れ、選手のため、チームのため「鬼神」と化す栗山監督の10年目は、一瞬たりとも見逃せない。(遊軍・秋村 誠人)

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2020年11月18日のニュース