日本ハム・上沢 栗山監督続投決定で恩返しの「胴上げ」誓う

[ 2020年11月18日 05:30 ]

秋季練習でキャッチボールを行う日本ハム・上沢
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 日本ハム・栗山監督の来季続投決定を受け、上沢が恩返しの優勝を誓った。栗山監督が就任した12年が、上沢のプロ1年目。優勝した12、16年はいずれも1軍の戦力になれなかっただけに、千葉・鎌ケ谷での自主練習後に取材に応じた右腕は「何とか優勝に貢献したな、というシーズンをつくりたい。期待を懸けてもらっている分、それに応えたい」と力強く話した。

 左膝骨折から復帰した今季。栗山監督は本拠地開幕戦となった6月30日のソフトバンク戦を復帰戦の舞台に選んでくれた。上沢も復帰戦の初球に今季最速150キロの直球を投じて復活への扉が開き、今季は有原、バーヘイゲンと並ぶチーム最多8勝。「来年飛躍するためのシーズンになった」と手応えをつかんだ。

 10年目となる来季は投手陣をけん引する気持ちも強い。バーヘイゲンは来季残留が決まったが、今オフにメジャー移籍を狙う有原が抜ければチームは大きな柱を失うことになる。上沢は「頼る人がいないのは初めてなので、本当に自分がやらないとまずい」と大きな危機感を口にし、「ガツンと行きたいですね。今までで一番いい成績を残したい」と節目の年にキャリアハイを残すことを宣言した。(東尾 洋樹) 

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2020年11月18日のニュース