阪神ドラ1・佐藤輝 プロでの“新相棒”決まった!ヤクルト・村上モデルで本塁打量産や!

[ 2020年11月15日 05:30 ]

ヤクルト・村上モデルのバットを手にする佐藤輝
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 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21=近大)が11月14日、用具提供を受けるミズノの大阪本社を訪れ、道具選定の打ち合わせを行った。走攻守3拍子すべてが揃った4球団競合のドラフト1位だが、やはり長打が魅力の打撃が最大のウリ。数多くのバットを握り感触をチェックし、その中から最終的に2つのモデルを選んだ。

 「大学で使っていたのと同じ長さの堂林選手のと、それより少し長くて芯の部分が少し太い村上選手のをお願いしました」

 (1)堂林モデルが33・5インチ(約85センチ)。(2)村上モデルが34インチ(約86・5センチ)。重さはいずれも890~900グラム。そして大学時代から最大の変化が、それぞれにバットの先をくり抜き、グリップ部分を長距離砲には珍しいタイカッブ型とするように要望した。

 「グリップに小指をかけないと振れないタイプなので、少しタイカッブ気味のが一番しっくりきました。今までの合う部分は残していただいた上で、いろいろ試していこうと思います」

 これまでは、あまりこだわりはなかったという。「大学2年の神宮大会の時にバットが折れて、ミズノの方に急きょ持ってきていただいた栗山さん(西武)モデルがすごくしっくりきて。そこからずっと同じものを使っていました」。今回初めて様々なタイプのものをみて、多くの新発見をした。

 ミズノの担当者は「村上選手のバットは、打球面が太いことが特徴。スイングした際もその部分が合うようでした」と説明。同じ左の長距離砲のごとく、アーチを連発する姿が待ち切れない。
 「ミズノさんの方々にアドバイスをいただきながら選ぶことができたので、手元に届くのがすごく楽しみ。しっかり身体の一部になるように色々と試していきたい」

 自分に合ったモノを使った佐藤の、さらなる魅力を見られるのが楽しみだ。(阪井 日向)

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2020年11月15日のニュース