阪神・糸原 フリー打撃再開!9.1にも実戦復帰

[ 2020年8月30日 05:30 ]

フリー打撃に汗を流す糸原
Photo By 代表撮影

 右手有鉤(ゆうこう)骨骨折から復帰を目指す阪神の糸原健斗内野手(27)が29日、鳴尾浜でフリー打撃を再開した。状態を確認した平田2軍監督は今後の見通しについて「明日(30日)はシートノックまで入れる。(週明け)火曜日の状態では試合に出る可能性もね。それぐらい状態は上がっている」と明言。最短9月1日のウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)で実戦復帰するメドが立った。

 「痛みも全くないですし、(実戦も)いけそうですね。いい感じに段階を踏めている。速い真っすぐも打てているので、一日、一日進歩していると思う」

 充実の42スイングだった。逆方向へ強いライナー性の当たりを連発。久々の屋外打撃に「ずっと室内で打っていたので、外は違う。みんなとバッティング回りに入れたのでよかった」と笑顔がはじけた。

 実戦が秒読み段間に入ったことは、チームにとっても朗報だ。糸原が離脱後の二塁は上本、植田、小幡らが日替わりで起用され、固定するまでには至っていない。離脱した時点で打率・310、2本塁打、8打点と好調だった背番号33が戻れば、攻守共に戦力の厚みは増す。

 7月22日広島戦で右手を痛めて途中交代。同28日には手術を受け長期離脱を余儀なくさたが、地道に鳴尾浜の2軍施設でリハビリを行ってきた。故障から1カ月経過した今月23日にはティー打撃を再開するまで回復。順調にステップを踏み、当初の予定よりも1週間ほど早い復帰が見えてきた。(長谷川 凡記)

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2020年8月30日のニュース