DeNA大貫 成長につながった読書習慣 「夢をかなえる」ため内面も磨く

[ 2020年7月30日 09:00 ]

ヤクルトとの6回戦、今季2勝目を挙げ、お立ち台でタオルを掲げる大貫(撮影・島崎 忠彦)
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 7月23日のヤクルト戦。DeNA・大貫晋一投手は7回無失点の快投で今季2勝目をつかみ、チームの連敗を6で止める救世主となった。今季は7月に1軍昇格も2度目の登板だった10日の阪神戦では屈辱の1回3失点KO。しかし中3日で再び先発マウンドを与えられると、14日の中日戦で8回2失点と別人のような投球を見せ、今季初勝利を手にしていた。

 新型コロナウイルスの影響で開幕が延期し、自主練習期間が続いたときに大貫が始めたのが読書だ。自己啓発本やビジネス書、栄養学の本など「新しいことを始めたいと思ったし、時間もあったので」と手に取った。

 中でも気に入ったのが「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著)だ。神様・ガネーシャの教えを聞きながら、主人公が夢をかなえるために変わっていく物語。「分かりやすくて、ハッとする言葉もあって勉強になった」とすでにシリーズの3作目までを読破。9日に発売されたばかりの4作目も「次に読みたい」とすっかりとりこだ。

 読書を始めたことで「そこから得られた知識で、ストレスとか悩みとかがあっても自分が納得する答えが出せたり、ただ本を読むことでいい時間を過ごすこともできている」とあらゆる成長にもつながっている。

 自身2連勝にも「まだ2試合結果が出ただけ。継続しないと、ずっとプロ野球選手としてプレーできないと思うので、一試合一試合気を引き締めて頑張りたい」と話すプロ2年目。「夢をかなえる」ため、内面も磨いている。(記者コラム・町田 利衣)

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2020年7月30日のニュース