広島・遠藤 4回自責0の好投で開幕ローテ前進「欲しいところで三振取れた」 ライバル薮田は5失点

[ 2020年6月5日 05:30 ]

練習試合   阪神6-0広島 ( 2020年6月4日    甲子園 )

広島2番手の遠藤(撮影・北條 貴史)
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 広島・遠藤淳志投手(21)が4日、阪神との練習試合で4回1安打1失点(自責0)の好投を見せ、高卒3年目で初の開幕ローテーション入りに大前進した。先発枠は実質残り1つで、一騎打ちとみられた薮田は4回5失点で後退。次回登板を見込まれる11日の阪神戦(マツダ)で先発6番手の最終テストに臨むことになった。

 先発枠争いの最終局面を迎えて、遠藤の直球が一皮むけた。2番手として登板した5回先頭のサンズを今年最速となる147キロの内角直球で空振り三振にしたのが始まりだった。6回は木浪を外角直球で空振り三振、8回先頭の大山には外角直球で見逃し三振を奪ったように直球のキレ、制球力は、ともに抜群だった。

 5回からの3回を無安打に抑えた。8回に許した高山の右翼線への安打を堂林が悪送球して“ランニング本塁打”となる不運があったものの、安打はこの1本のみ。4回5奪三振1失点(自責0)の好投で、これ以上ないアピールとなった。

 「欲しいところで三振を取れて良かった。(直球に)手応えを感じた。球速以上に強く、キレもあったので、球速を気にせずに腕を振れたことで、147キロがついてきたのだと思います」

 昨季から導入する2段モーションを“1段”に戻した。「一度止まると力の伝わり方が分からなくなるので、スムーズに投げようと思った」。試合前の投球練習では捕手役を務めた石原慶から「顔面凶器になってるで…」と伝えられた。上半身が突っ込んでいるとの先輩なりの助言も大一番で生かした。

 開幕ローテーションは大瀬良、K・ジョンソン、森下、床田の4人が内定。3日同戦で九里が4回無失点に抑えたことで先発枠は、実質残り1つになっていた。同日登板だった薮田は先発で2被弾を含む4回5失点。佐々岡監督からは「結果、内容ともに明暗が分かれた。遠藤は、ずっと悪かったけど、直球の強さ、キレが良かった。(先発当確は)あともう1試合を見てからになるけど…」と高評価を与えられた。

 「勝負なので、一日一日をしっかり考えながら、目標を持ってやっていきたい」

 次回11日の阪神戦が最後の争いの場。先発6番手を手の届くところにまで引き寄せた。(河合 洋介)

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