大リーグのカリフォルニア州での開催は微妙 ニューサム州知事が現時点では難色

[ 2020年5月12日 16:31 ]

大リーグの7月開幕に難色を示したカリフォルニア州のニューサム州知事(AP)
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 米カリフォルニア州のギャビン・ニューサム州知事(52)が11日、大リーグのロブ・マンフレッド・コミッショナー(62)と今後の対応を協議。大リーグ側は7月上旬から82試合制での開幕の検討に入ったが、同知事は「個人的に試合は見たいが、無観客試合であっても保証はできない」として、同州に拠点を置いている5球団の試合開催に難色を示した。

 ロサンゼルス・タイムズ紙などが報じているもので、カリフォルニア州は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大勢の人が集まることを禁止している状況。同知事はマンフレッド・コミッショナーが「州のガイドラインに沿わないことは何ひとつやらない」と語っていたことを公表。「7月になれば分かることだ」と今後の動向を注視する姿勢を強調した。

 カリフォルニア州には大谷翔平(25)が所属するエンゼルス(アナハイム)のほか、ドジャース(ロサンゼルス)、パドレス(サンディエゴ)、ジャイアンツ(サンフランシスコ)、アスレチックス(オークランド)の5球団が存在。今季開幕案では可能な限り各チームの本拠地球場を使うとしている。

 カリフォルニア州では11日までに約7万人(州別では全米で5番目の数)が新型コロナウイルスに感染して約2700人が死亡。現時点では「感染者数の増減に変化なし」と判断されている28州の中の1つとなっている。

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2020年5月12日のニュース