阪神 地域集中開催案に慎重姿勢 谷本球団本部長「いろいろ検討しましょうということ」

[ 2020年5月12日 05:30 ]

 阪神の谷本修球団本部長(55)が11日、12球団代表者会議後に電話による代表取材に応じ、セ・パ各リーグの地域集中開催案については慎重な姿勢を示した。セは首都圏、パは大阪を拠点とする開催案が浮上。同代表者会議でも議論された模様ながら複数球団による反対意見も多く、今後の検討課題として残った。

 「(開催地を絞る案については)いろいろ検討しましょうということにはなっています。いろんなリスクを減らすにはどうしたらいいかということで。それも状況によっていろいろ変わるのでね」

 以前から移動リスクの軽減が検討課題だった。そこで浮上したのが集中開催案だったが、セでは本拠地を離れる阪神、広島、中日にとっては一定期間、ホーム球場を使えないことに加え、宿泊費などの負担もあり不公平感は否めなかった。

 非常事態宣下にあるため、全体練習の再開時期などについても慎重に判断する。「開幕が見えてきたら徐々に強度を上げていきたいとは思ってます」。今後も従来通りに自主練習を継続する構え。本格的な活動再開については非常事態宣言の解除後に、矢野監督らと協議した上で方向性を固めていく。(山本 浩之)

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2020年5月12日のニュース