阪神高卒新人トリオ井上、遠藤、藤田が挑む23年ぶり1軍出場

[ 2020年5月3日 05:30 ]

2020ルーキー記録に挑戦(7)

(左から)阪神ドラフト2位の井上、4位の遠藤、5位の藤田
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 昨秋のドラフト会議では107人が指名され、プロデビューを待ちわびている。ここでは「ルーキー記録に挑戦」と題し、各球団の注目ルーキーが挑む記録を12回にわたって掲載する。第7回は阪神。

 阪神には昨秋のドラフトで外野手の井上(2位=履正社)、内野手の遠藤(4位=東海大相模)、捕手の藤田(5位=中京学院大中京)と3人の高校出身野手が入団した。いずれも甲子園で注目され、特に井上は昨夏の大会で打率・385、3本塁打、14打点をマーク。決勝では星稜の奥川(ヤ)から逆転3ランを放つなど、大活躍で日本一の立役者になった。新人トリオはプロ生活も順調にスタート。オープン戦の出場機会を与えられ、遠藤は2試合、藤田は1試合に出場。井上も2試合の出場ながら、3月8日の巨人戦では同点の適時二塁打と、3人でただ一人、安打を記録した。

 開幕後はいずれもファームで経験を積むことになりそうだが、今季中の1軍デビューにも期待がかかる。ドラフト制以降(66年以降)の阪神で、高卒1年目に1軍出場を果たした野手は8人いるが、直近は97年の浜中治までさかのぼる。以後、昨季までの22年間は出場者がなく、12球団では西武の5年間を抜く最長ブランクとなっている。若虎3人の中から23年ぶりの1軍出場者が現れるか楽しみだ。(記録課)

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