阪神・岩貞 充実の30球 自主練習再開後初ブルペンで「気持ち良く投げることができました」

[ 2020年4月22日 05:30 ]

甲子園で自主練習を行う岩貞(球団提供)
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 中継ぎ転向が決定している阪神の岩貞は甲子園での自主練習再開後初めてブルペン入りした。捕手の坂本を座らせ、スライダー、フォークなどの変化球を交えながら約8割の力で30球。球団広報を通じて充実感をにじませた。

 「素直に楽しかったですし、(坂本)誠志郎が受けてくれて気持ち良く投げることができました。コントロールを意識して投げて、その意識通り、コースに投げ分けることができて良かったです」

 新スタイル確立への本格的な一歩を踏み出した。14日までの自宅待機期間では昨季限りで引退した先輩の高橋聡文氏の動画を教材とし、中継ぎ特有の投球スタイルを研究してきた。アマチュア時代を通じても「初めて」というポジションで戦う準備は順調。自主練習再開7日目に初めて踏んだマウンドで、早速手応えを得た。

 「真っすぐも変化球もコーナーに決めることができて、ある程度、自分の中でも充実した内容だったと思います」
 開幕時期が見えない中、今後もブルペンでの定期的な投球練習を実施する計画だ。プロ7年目にして挑む新天地。花を咲かすためなら、どんな逆境であってもプラスに変える意気込みがある。(巻木 周平)

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2020年4月22日のニュース