阪神・秋山“投げるインフルエンサー”に!松田宣&星野源に続け!

[ 2020年4月22日 05:30 ]

甲子園で自主練習を行う秋山(球団提供)
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 阪神の秋山は実力と発信力を兼備した“投げるインフルエンサー”を目指すことを宣言した。甲子園の球団施設での自主練習後、オンライン取材に答えて決意を明かした。

 「松田(宣)さんとかが皆さんを少しでも元気にさせるようなことをやってたり、発信力があると、こんなに元気にさせることができるんだと。尊敬して見ていた」

 活動休止期間中はアスリートの「あるべき姿」を感じる時間になった。ソフトバンク・松田宣の「熱男リレー」や、芸能界でコラボの波を生んだ星野源の「♯うちで躍ろう」動画。共通するのは、コロナ禍で沈みがちな人々を笑顔にさせ、活力を与えたことだ。

 「少しでも良いことを広められる存在にはなれると思うので。もっと良い影響を与えられるような選手になりたいっていうのは松田さん、星野源さんとか見て感じた。自分には発信力はない。僕なりにいろいろやってたつもりではいたけど、そういう人たちと比べると浅い。しっかり長い間、一線で活躍し続けるのが一番なんじゃないかな、と」

 5万人以上のフォロワーを持つインスタグラムでファンに質問を募って交流を図った一方、相乗効果を生むにはグラウンドでの活躍が欠かせないことも自覚した。

 2月8日の中日戦の2回から6試合にまたいで計20会連続無失点に抑え、開幕ローテーション争いで頭一つ抜け出した状態での“小休止”。難しいモチベーション維持について「世界的に大変な時期で個人的なことは特に気にしてない。次野球ができる時、より自分を見てもらおうと思ってた」と首を振り、「普通にやればローテーションには入れる」とうなずいた。

 約3週間ぶりのブルペンでは直球のみ40球。「この期間で自信を持てるように。開幕した時に皆さんを喜ばせるようなパフォーマンスをすることを心がけて一日一日を過ごしたい」。チームにも、周囲にも幸福を呼び込む男へ、挑戦の1年だ。(遠藤 礼)

 【秋山と一問一答】

 ――自主練習中の心境は。

 「球団の方もいろんな対策を練ってくれていて、僕たちも練習できているので、しっかり自覚持って練習に取り組んでいます」

 ――ブルペンにも入った。

 「3週間空いてたんですけど、しっかりできることはやってたので、それなりに思うような球は投げられてたのかな。(捕手の坂本から)“思ったより良い球だった”と言ってもらえた」

 ――今後の練習プランは。

 「状態維持じゃダメだと思うので、良くなるためにしっかりとした練習量をこなすのと、一つ一つのことを考えながら、うまくなるように取り組んでいきたい」

 ――活動休止期間中の練習は。

 「家の中で基本的には可動域を広げるトレーニングを中心にやってました。(それ以外は)シャドーピッチングもやってましたし、個人的には軸足にしっかり体重乗せることが課題としてあったので、体重が乗るようなトレーニングを。(今春は)結果ゼロでは抑えてましたけど、そこまで真っすぐが軸というピッチングができてなかった。もっと自信持てるように調整していこうと…考えていた」

 ――この期間で気づきや発見は。

 「自分で正解を作りすぎていたかなというのがあったので。いろんな情報を入れて、いろんな引き出しを作ることが自分にもプラスにもなるし、世間の方にもプラスになるのかなと」

 ――自宅でのストレス解消法は。

 「もともとバラエティー見ることがすごく好きなので、思い切り笑ってました」

 ――トレーニング以外で新たに始めたことは。

 「こういう機会に料理を…と思ったけど、冷蔵庫開けてみたら何もなくて、料理は諦めて、掃除はよくやってました。床もぞうきんで手でやったり。部屋がキレイだと気分も良かった」
 

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2020年4月22日のニュース