日本高野連 春季大会中止は夏の大会へ影響大「新入生部員は野球部員登録できていない」

[ 2020年4月22日 16:30 ]

 日本高野連・小倉事務局長(61)は22日、報道各社からの書面での質問に答え、準決勝以降が打ち切りとなった沖縄を含め、47都道府県全てで春季大会が中止となったことを受け、夏の地方大会、選手権大会への影響について言及した。

 「例年であれば、春の大会を経験し、そこでの課題を夏の大会に向けて練習していくわけですから、例年と同じようなスケジュールでチーム作りが出来なくなりました。また、今年から新たに導入された500球の投球制限もほとんどのチームが経験できていません」と状況を危惧。そのうえで「更に、4月に高校に入学してきた新入生部員にとっても、ほとんどの学校で休校措置が取られ、全体練習はもとより、野球部員登録ができていない状況にあります。これらのことからしても、加盟校・野球部員にとって、影響は大であると言えます」と思いを寄せた。

 緊急事態宣言の対象が全国に拡大したことについて、八田英二会長(71)から「都道府県の状況をしっかり把握するよう」と指示を受けたことを明らかにし「今後、都道府県・都道府県連盟・加盟校の様々な状況を把握しなければならないと考えます。今後とも、都道府県の状況把握には努めます」と従来からの姿勢をより、強固とする決意を示した。

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2020年4月22日のニュース