メッツ次期オーナーはA・ロッド? 金融機関と連携して本格的な交渉に着手

[ 2020年4月22日 13:43 ]

メッツ買収に動き出したロドリゲス氏とロペスさん(AP)
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 大リーグのヤンキースなどで通算696本塁打を放ったアレックス・ロドリゲス氏(44)と、パートナーで人気歌手のジェニファー・ロペスさん(50)が、ヤンキース同様にニューヨークを本拠にしているメッツの買収に向けて金融大手の「JPモルガン・チェース」とともに本格的な交渉を行うことになった。

 フレッド・ウィルポン筆頭オーナー(83)を中心とするメッツの現経営陣は、2012年に球団株式の8%を取得していたヘッジファンド・マネジャーのスティーブ・コーエン氏(63=総資産は1兆5000億円)と球団売却に向けて交渉を行ってきたが2月に決裂。これを受けて新たなオーナーを探していた。

 「A・ロッド」の異名で人気があったロドリゲス氏は1993年のドラフトで全体トップ指名を受けてマリナーズ入り。191センチ、102キロの大型遊撃手として活躍し、三塁手となったヤンキース時代などを含めてメジャーでは通算2784試合に出場。打率・295、2086打点、696本塁打という成績を残して2016年を最後に現役を退いていた。

 22年に及んだメジャー生活で稼いだサラリー総額は4億4800万ドル(約484億円)で、ロペスさんの総資産は2019年の段階で4億ドル(約432億円)。ヤンキース時代にチームメートだったデレク・ジーター氏(45)はすでにフロリダ州マイアミを本拠にしているマーリンズの最高経営責任者(CEO)となっており、交渉が成立すればピンストライプのユニフォームを同時期に着ていた2人がともに球団トップとして経営に携わることになる。

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2020年4月22日のニュース