中日・根尾 20歳の誓い 飛躍の2年目「誰にも負けたくない」

[ 2020年4月20日 05:30 ]

ミレニアム世代の(左から)ロッテ・藤原、日本ハム・吉田輝、中日・根尾、広島・小園
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 20回目の誕生日を迎えた中日・根尾が、二十歳の誓いを立てた。2000年生まれの「ミレニアム世代」として、同学年の広島・小園、ロッテ・藤原らとともに常に注目を浴びる遊撃手は「トップを走ってきた自覚はないが、誰にも負けたくない気持ちはある」と、きっぱり。ライバルを上回る飛躍を目指す。

 4球団競合の末にドラフト1位で入団し、1年目の昨季は1軍出場がわずか2試合。春季キャンプ前に右ふくらはぎを痛めて出遅れ、1軍出場はシーズン最終盤だった。「苦しいことをいっぱい経験した。振り返りたくないくらいですね」。その経験を踏まえ「1年目以上に求めるところを高く置いてやりたい」と意気込む。

 ともに医師の両親からは「大人の、まだ経験したことのない世界に踏み入ることになるから、自覚を持って」とアドバイスされた。高卒入団選手は4年目までの寮生活が球団内の決まり。成人しても「絶対に(寮に)いたい。この環境以上のものが存在しないので」と野球に集中する考えで、飲酒についても「今はそこに向く気持ちがない」という。一方、結婚については「(寮生活が終わる)以降だったら、できるだけ早くしたい」と本音を明かした。

 コロナ禍で厳しい練習環境でも、今すべきことは分かっている。「ポジションを奪う立場なので。もっともっと上にいかないといけないと思ってやっています」。ひたすら前を向き、汗を流す。

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2020年4月20日のニュース