広島・中村奨 高卒3年目の来季へ悲壮な決意「クビを覚悟しないと」

[ 2019年12月22日 05:30 ]

サンタ帽をかぶり小園(中央)とのトークショーに参加した中村奨
Photo By スポニチ

 広島・中村奨が21日、高卒3年目の来季へ悲壮な決意を明かした。「そろそろクビを覚悟しないといけない年齢になった。ドラ1で入って何もしていないわけですから」。17年夏の甲子園で1大会最多の6本塁打を放ち脚光を浴びながら、2年間で1軍出場なし。特に今季は2月の肋骨疲労骨折で出遅れ、2軍でも39試合の出場にとどまった。

 「来年絶対に1軍に上がる。僕ができることはごくわずか。少ないチャンスを思い切ってやりたい」

 広島市内でのトークショーには1学年下のドラフト1位に当たる小園と参加。1年目から1軍58試合を経験した後輩に先を越され、「単純に小園の方が実力が上。僕に火を付けてくれる存在」と対抗心を隠さなかった。

 今冬は金本知憲氏や新井貴浩氏の自主トレ拠点だった広島市内のトレーニングクラブ「アスリート」に週5日通って体重85キロへの4キロ増を計画。「この2年間は何をしてたんだ…となるけど、1年間通して同じパフォーマンスをするための土台づくりが必要」と逆襲へ自らを見つめなおした。(河合 洋介)

 <ロッテ藤原と新春打ちだ>小園はロッテ・藤原と“新春初打ち”する予定を明かした。「毎年一緒に尼崎にあるバッティングセンターに行っているので、今年も1月1日に会うと思います」。中学生時代「枚方ボーイズ」のチームメートで、今年の正月には両家族で旅行に出かけたほどの間柄だ。報徳学園の2学年先輩でソフトバンクのドラフト1位・佐藤とは母校で練習する計画もあり、イベント後に帰郷した。

続きを表示

2019年12月22日のニュース