ロッテ“モジャ井上”が6試合ぶり安打 「本田対策」ヒゲ伸ばしてマルチ

[ 2019年9月17日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ9―3西武 ( 2019年9月16日    メットライフD )

6回無死一塁、二塁打を放つ井上(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 「ひげのアジャ」が天敵攻略だ。1―2の6回無死一塁。ここ5試合で19打席無安打だったロッテ・井上が西武・本田から6試合ぶりマルチ安打となる左中間二塁打で好機を演出した。打線は一挙6得点で逆転し、対西武の連敗を8で止めた。

 「本田対策です」と4日間、ひげを伸ばした「ワイルドアジャ」はニヒルに笑った。威圧感が出るように口ひげを生やす今季4戦4敗の苦手右腕に対する「験担ぎ」が成功。14日に先発から外れたが「出る人間がチームのためにやる」と切り替え、この日、不振で先発を外れていたレアードの分まで4番打者の責任を全うした。

 試合前には円陣で井口監督が「残り全部、勝つつもりでいこう」と異例の声出し。チームの連敗も3で止まり、3位を死守した。苦手のメットライフドーム最終戦で2勝目(8敗)。CSで再び、戦う可能性もある敵地で価値ある1勝だった。 (福浦 健太郎)

続きを表示

2019年9月17日のニュース