ヤクルト村上、高校時代泣いた聖地で感謝のプレー「また来年も出たい」

[ 2019年7月14日 09:00 ]

マイナビオールスターゲーム2019第2戦   全セ11―3全パ ( 2019年7月13日    甲子園 )

6回2死、村上は左線に二塁打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 【NEWスター特別手記 初めての夢舞台】今年の球宴は、16選手が初出場というフレッシュなメンバー。ファン投票で選出されたヤクルト・村上宗隆内野手(19)は、前半戦を打率・234ながら、高卒2年目としては94年の松井秀喜(巨人)以来となる史上5人目の20本塁打を放ち、リーグトップタイの63打点をマークした。球界を代表するスラッガーを目指し、夢舞台を経験した若武者がスポニチ本紙に手記を寄せた。

 初めての出場で、第1戦はとても緊張しましたが、第2戦は少しリラックスできて、とても楽しかったです。昨日は広島・鈴木誠也さんとキャッチボールをしたり、今日は山川さんと打撃の話をして、バットも交換しました。振っていないので分からないですが、結構重そうですね。でも、試合では自分のバットで打ちました。

 今季は開幕から先発で使っていただきましたが、開幕直後はなかなか結果を残せませんでした。緊張もありましたけど、これが自分の実力だと受け止めながらやっていました。それでも、何とかできるだろうと。早出や試合後のスイングでも、自分を信じながら練習しました。4月9日に広島でジョンソンが先発したときに初めて(右越え2号ソロを含む)3安打して、少し変われたかなと思いました。

 4月16日に阪神戦が行われた松山で、小川監督から試合前に球場の監督室に呼ばれました。「みんなから応援される選手になってほしい」と言われました。レギュラーで出たいと思っていましたし、広島で打って“何とかやれるだろう”という気持ちもあったので。ここで外れるんじゃなくて、結果を残して、頑張ろうと思いました。今も凄い成績を残していると思っていないし、まだまだ、できるし、変わることができると思っています。

 第2戦は甲子園でした。高校時代(九州学院)は憧れの場所で、出場するために努力してきました。高校1年の夏に初めて甲子園に出たときに、最初はここで野球ができて楽しいなって思いました。それでも、1回戦で(遊学館に3―5で)負けて一瞬で終わりました。4打席無安打。泣きましたよ。一塁を守っていたんですが、僕の失策で負けたので…。チームメートに申し訳ない気持ちと、打てずに悔しい気持ちが混ざりました。その後は全部(熊本大会)決勝で負けてしまいました。甲子園は近いようで遠い存在でした。

 今季、プロになって(5月21日に)初めて甲子園に来ましたが、一度も負けられない状況を突破して出場する高校野球の時とは違って、特別な感じはありませんでした。でも、凄く歴史のある球場で、球宴という大舞台で野球ができることに感謝しながら、プレーしたいと思っていたので安打も打てて良かったです。

 2試合を経験して、また来年も出たいと思いました。結果を残さないと、選ばれないので、また、頑張っていきたいと思います。(東京ヤクルトスワローズ内野手)

 ◆村上 宗隆(むらかみ・むねたか)2000年(平12)2月2日生まれ、熊本県出身の19歳。九州学院では1年夏に甲子園出場。高校通算52本塁打を放ち、17年ドラフト1位でヤクルト入団。昨年9月16日広島戦ではプロ初打席初本塁打をマークした。今季の前半戦は全84試合に出場し打率・234、20本塁打、63打点。1メートル88、97キロ。右投げ左打ち。

 ≪32年ぶり10代マルチ≫19歳の村上が87年の全パ・清原以来、32年ぶりとなる10代マルチ安打を記録した。5回から一塁の守備に入り、6回2死から高橋礼の外角高め135キロ直球を左翼への二塁打。球宴初安打を記録すると、8回2死から左前打を放った。「一本打ちたかったので、出て良かった」。第1戦は4打数無安打で3三振に終わっていたが、意地を見せた。

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