阪神・矢野監督ミス撲滅へ意識改革 大山ら若手へ「ここから、どううまくなるかが大事」

[ 2019年6月27日 05:30 ]

藤本コーチの指導のもとノックを受ける大山(撮影・大森 寛明)
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 阪神は26日に甲子園球場で29日の中日戦からのリーグ戦へ向けた全体練習を再開し、北條史也内野手(24)、大山悠輔内野手(24)、木浪聖也内野手(25)らが守備練習に時間を割いた。交流戦を終えて66失策は両リーグ最多。ポジション別でもリーグ上位に名を連ねるだけに矢野燿大監督(50)は「ここから、どううまくなるかの方が大事」と前向きな奮起を求めた。

 2日間の休養を挟んだ3日ぶりの全体練習。真っ先に取り組んだことはミス撲滅への意識改革だった。練習前に清水ヘッドコーチが中心になってミーティング。「ミスを減らすことを自分で考えてくれ」と訴えた。練習が始まってからは北條、大山、木浪らが打撃練習よりも先に守備練習に着手し、通常より倍に相当する約30分間を守備練習に費やした。

 大山は三塁手としてリーグ最多の14失策。特に昨季までは安定感抜群だったスローイングでも5つの悪送球を数えていた。練習では三塁と遊撃に就いてノックを受けた後、福原投手コーチに見守られながら入念にキャッチボールにも取り組んだ。もちろん、自主的な動きで、コーチの枠にとらわれずに助言を求める姿に確かな意識がうかがえた。そんな変化がグラウンドの随所で見られた光景に清水ヘッドコーチはうなずいた。

 「いつものノックだけじゃなかったでしょう?“俺にはこれが必要なんだ、俺はこっちの方が必要なんだ”というものを自分で考えてやってくれると、ミスも減るかな、と。今日の様子を見て、これが本来あるべき姿だなと思った」

 開幕から73試合を終えて貯金1でリーグ3位に付ける一方、66失策は両リーグ最多。既に終わったことを取り戻すことはできない。矢野監督が求めるのも、後ろ向きな反省ではなく、前向きな成長だった。

 「ここから、どううまくなるかの方が大事。自分たちでどう取り組むか。取り組んでないんだったら言うよ。でも、今日みたいに、みんなで、どんどんやっていくことが大事。継続的にうまくなるような練習の仕方とか、心構えとか。向かっていく気持ちとか、うまくなりたいとか。そういうものを後押ししていって、やることの方が大事だと思う」

 首位の巨人を3・5差で追う残り70試合。セットアッパーのジョンソンも復帰し、追い上げ態勢は整いつつある。救援陣を中心とした投手力という猛虎最大の強みを生かすには守る力が欠かせない。 (山本 浩之)

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