東海大接戦制す プロ注目捕手・海野がキャノン連発&決勝2点適時打

[ 2019年6月12日 05:30 ]

第68回全日本大学野球選手権 第2日   東海大4―3立命大 ( 2019年6月11日    東京ドーム )

<東海大・立命館大>6回無死一塁、立命大・橋本(右)が三振し、東海大・海野(左)が二塁へ送球して盗塁を阻止する(撮影・郡司 修)
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 1回戦7試合、2回戦1試合の計8試合が行われた。東海大は今秋のドラフト候補、海野隆司捕手(4年)が8回に決勝打。立命大との接戦を4―3で制し、2回戦進出を決めた。昨年優勝校の東北福祉大は1―0で創価大を下し、8強一番乗り。DeNAの楠本泰史外野手(23)の弟・晃希内野手(3年)が決勝ソロを放った。 

 最後の打者のバットが空を斬った。海野のミットに勝利球が収まった。プロ注目捕手が決勝打を放ち1点差で逃げ切って初戦突破。クローザーの小郷とタッチを交わすと笑みがこぼれた。

 「優勝した年(14年)以来初戦は勝てていなかったと聞いた。凄くうれしい」

 二塁送球は1・7秒台を誇るドラフト上位候補が攻守で本領を発揮した。ソフトバンクの甲斐になぞらえて「海野キャノン」と称される強肩を3、6回に披露。糸を引くような送球で、ともに二盗を刺し三振併殺を完成させた。

 ところが、2点リードの7回には自らのミスで窮地に追い込まれた。三塁へのけん制が悪送球となり、逆転を許した。「流れを変えたかったがこれで負けたら自分のせいだ」。8回1死満塁で回ってきた打席も追い込まれたが、好投手・有村の鋭いスライダーを見極めて冷静になれた。相手捕手の大本は昨秋の日本代表候補合宿でともにプレーしている。「(大本の)性格的に直球が来るかなと思った」と捕手らしい読みで、直球に食らいつき左前へ決勝の2点適時打とした。

 捕手としての高い総合力にソフトバンク・永井智浩スカウト部長は「バランスがいいしマイナス面が少ない。甲斐みたいになれる力はある」と評価した。5年ぶりの頂点へ、海野は「ずっと日本一と言ってきた。まずは一戦一戦に集中したい」と力をみなぎらせた。 (松井 いつき)

 ◇海野 隆司(うみの・たかし)1997年(平9)7月15日生まれ、岡山県出身の21歳。中学時代はヤングファイターズ岡山でプレー。関西では2年春から正捕手で2年夏の甲子園に出場。東海大では1年秋からリーグ戦出場。今春は11試合に出場し、打率・316をマーク。1メートル72、78キロ。右投げ右打ち。

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