【野村謙二郎 視点】巨人打線機能へ坂本勇と丸の入れ替え注目

[ 2019年4月1日 10:00 ]

セ・リーグ   巨人6―3広島 ( 2019年3月31日    マツダ )

5回2死二塁、丸は右中間に適時二塁打を放つ (撮影・奥 調)
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 見る限り、巨人・丸の状態は良くない。マツダで古巣・広島相手の開幕戦。意識し力が入ったろう。そんな状況でも四球を選ぶのが丸らしいが、3戦目には適時打となる移籍初安打が出た。気持ちは楽になるはずだ。火曜日からは気分よく本拠地に足を運べると思う。

 巨人にも同様のことが言える。鬼門のマツダで開幕戦を黒星スタート。嫌なイメージが拭えずにいた中で競った試合に連勝した。これでチーム全体が落ち着く。

 課題はある。中継ぎ陣に経験値の少ない投手が多く、勝ちパターンの継投に不安が残る。勝ちながら選手が結果を残し、自信をつかむことが望まれるが、ここがクルクル代わるようでは苦しい。早期に布陣を決めたい。

 打線では中軸だ。岡本も調子が上がっておらず、打てなくても出塁する丸とのつながりを、坂本勇も含めた中で原監督は考えていると思う。助っ人が当たっているだけに、中軸が機能すれば相手には脅威。坂本勇と丸の入れ替えに注目したい。(スポニチ本紙評論家)

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2019年4月1日のニュース