イチ 日本開幕戦出る!オープン戦打率・080、悲壮な覚悟胸に

[ 2019年3月15日 02:30 ]

オープン戦   マリナーズ8―4ジャイアンツ ( 2019年3月13日    ピオリア )

<マリナーズ・ジャイアンツ>51本の黄色のバラをファンから贈られ、笑顔のイチロー(撮影・会津 智海)
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 マリナーズとマイナー契約で招待選手のイチロー外野手(45)は13日(日本時間14日)、日本開幕前最後のオープン戦となったジャイアンツ戦で2打席連続三振に倒れた。2四球を挟み18打席連続無安打で打率は・080となったが、スコット・サービス監督(51)は20、21日のアスレチックス2連戦(東京ドーム)でプレーさせると明言。日米通算4367安打のレジェンドは、悲壮な覚悟で開幕戦に臨む。 

 変化球にバットが空を切った。外角いっぱいの直球を見逃した。過去40打数11安打、打率・275だった左腕ホランドに、空振りと見逃しで2打席連続三振。イチローは日本開幕前最後のオープン戦を、18打席連続無安打、打率・080で終えた。

 「出られる状態にしたいね、早くね」

 マイナー契約の現状に笑みや安ど感は全くなかった。調整が完了していないのは明らかだ。最後の7打席で5三振。積極的に仕掛ける本来の姿からはほど遠く、簡単に追い込まれるケースが目立つ。サービス監督も「キャンプ最初は良かったが、今はタイミングを取るのに苦しんでいる」と分析した。

 それでも指揮官は「日本行きのロースターに彼の名前はある」と30選手の来日メンバー入りを明言。さらに、20、21日のアスレチックス戦へ「彼はプレーをする」と続けた。起用法については「今ここでは言わないが、もう決めている」と7年ぶりの凱旋試合で、開幕スタメンの可能性にも含みを持たせた。

 30選手が来日し、出場登録資格を得るのは28人。開幕シリーズではうち25人が出場可能選手としてベンチ入りする。キャンプ当初は膝を深く沈めるフォームで臨み、その後は構えた際のバットの先がやや投手側に傾くなど、約1シーズンのブランクに対してイチローの適応は続くが、開幕直前に残された試合は17、18日の巨人との2試合のみ。「ゲームでも、練習でも、もちろん。練習では当然だけどね」と残されたわずかな時間に、全精力を注ぎ糸口を探る。

 キャンプ最終日で試合前練習後には約15分間も長蛇のファンにサインし、熱心なファンからは51本の黄色いバラを贈られた。

 「いつも期待を裏切りたいという気持ちはある。安易な責任のない意見、そういうものを裏切りたいと思っています」と話したのは先月16日のキャンプインだった。あれから1カ月。開幕戦出場、そして米国に戻ってからもプレーを続けるために、日本での1週間は大切な時間となる。イチローは決意を胸に14日(日本時間15日)に日本へ向かう。

 ≪黄色いバラの花言葉は「嫉妬」「友情」≫この日、ファンからプレゼントされた黄色いバラの花言葉は「愛情の薄れ」「嫉妬」などの悪い意味もある一方で「友情」「平和」を示すことで知られる。イチローの背番号と同じ51本という本数にも意味がある。「50」は「永遠」で「1」は「あなただけ」を示すが、ファンのプレゼントをイチローはどう受け止めただろうか。

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