【次のスターはオリまっせ】太田椋内野手 根尾、小園に負けない!決意の初球フルスイング

[ 2019年2月13日 10:50 ]

紅白戦初打席、バットを折られ三直に倒れた太田椋だったが、初球フルスイングで大物ぶりを見せ付けた
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 オリックスの次世代スターを発掘する当コラム。第8回目は太田椋内野手を取り上げる。

 次世代スターという意味では、太田椋を取り上げるのは遅すぎたかもしれない。天理高校からドラフト1位で入団。父の暁さんが球団の打撃投手という珍しさもあり注目されたが、言うまでもなく将来性は抜群だ。

 今春は2軍キャンプスタートとなっても、そのうわさ話は日々1軍に伝わってきた。力強いスイングがとても高卒ルーキーとは思えないほど。“あれは本物”という声が相次いだ。新人合同自主トレ期間中には、楽天に移籍した浅村のようだという話もあった。それだけ期待値が高いのだ。

 さらに、評価を高めたのが10日の紅白戦だった。1軍に呼ばれ、物おじするどころか、打撃練習で左中間に柵越えを放つなど「やっぱり違う」という声があがった。そして白組の9番DHで出場すると、2回の2死一、二塁で打席が回ってきた。竹安が投じた初球をフルスイング。ファウルに終わり、結果、3球目を打ってバットを折られる三直となったが、西村監督は「初球をあれだけフルスイングしたのは評価したい。2球目のボール球の見逃しも良いものを出してくれた」と称えた。

 初球をフルスイングできたのは、ベンチで竹安を観察し、タイミングを合わせていた証拠だ。田口野手総合兼打撃コーチは「化け物でしょ」と評して、うれしそうに笑った。「僕も木製バットを振り始めたころのことは、よく覚えていますよ。初球に、あれだけ振れるなんて素晴らしい。もう化け物」と賛辞を惜しまなかった。磨けば、どれだけ光るのだろう。予想できないことがうれしいのかもしれない。

 前夜の9日、練習メニュー表を確認すると、自らの名前を紅白戦の中に見つけ、太田は「やってやるぞ、と気が引き締まった」という。その気持ちが1球目のフルスイングにつながった。「積極的にファーストストライクから振っていこうと思っていました。チャンスをもらっているので」。もしかしたら、遊撃の守備も見せたかったのではないか。うわさ話で、併殺プレーの送球が力強い、との声も聞いた。「は、はい」と、少し言いづらそうに笑ったのが余計に印象的だった。

 新人合同自主トレが最終日となった1月27日に「体重が2キロ増えました」と聞いて、へえと思った。入寮して約3週間。慣れない環境、緊張感のある練習を日々行いながら、18歳の選手が体重を増やすのは意外と簡単なことではない。同世代の遊撃手には根尾、小園がいる。負けたくない、と胸に秘める思いこそ原動力かもしれない。(当コラムはスポニチホームページで不定期連載中)

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