ヤクルト・秋吉 ドラ1清水は名前で呼び合う“弟分”「小さい頃から知っています」

[ 2018年11月3日 10:00 ]

ヤクルト秋吉
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 ヤクルトの秋吉亮投手(29)が、早くも後輩の入団を心待ちにしていた。10月25日のドラフト会議でヤクルトからドラフト1位指名された最速151キロ右腕、国学院大の清水昇投手(22)は小学時代に所属した「ジュニアヤンガース」の後輩。自身の弟・飛呂(ひろ)さんとはバッテリーを組んだ縁もあって、幼い頃からよく知る間柄でもある。

 東都リーグ通算13勝を挙げた清水が、指名直後に「秋吉さんのような日本を代表する投手になりたい」と発言したことには照れ笑いしていたが、どこに指名されるか気にしていたそうで「ヤクルトに来ることを、願っていました」とうれしそうだった。

 「小さい頃から知っていますよ。実家も歩いて5分くらい。本当に近いです」

 都内の実家もご近所さんで、清水が飛呂さんと仲が良かったことから「のぼる」、「りょうくん」と呼び合う仲だとか。「分からないことがあったら、何でも聞いてほしい」。兄貴分として、さっそく指南役に名乗りを挙げていた。

 今季のチームは昨季の最下位から2位と躍進。しかし、秋吉自身は5年目の今季、2軍落ちも経験し、35試合に登板して2勝2敗、防御率4・23と不本意なシーズンに終わった。チームがリーグ制覇した15年、そして16年と2年連続で70試合以上に登板し、防御率2点台の成績を残した右腕にとっては物足りない成績だった。埼玉・戸田で行われている秋季練習に参加中。来季は勝負を懸ける6年目。新たに加入するだろう後輩とともに、1軍の舞台でフル稼働してほしい。(記者コラム・細川 真里)

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