中日20安打11得点 新助っ人モヤ“あっぱれ”4安打

[ 2018年4月21日 05:30 ]

セ・リーグ   中日11―7広島 ( 2018年4月20日    ナゴヤD )

3回1死一、二塁、この日1軍昇格したモヤは移籍後初安打となる右前適時打を放つ
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 6連敗か…。中日は7回、先発の小笠原が崩れてこの回5失点。3点リードを許してナゴヤドームに諦めムードが漂った。それもそのはず。前日は7回2失点好投の松坂を見殺しにした。反撃は厳しい…と思われた。

 違った。この日は、今季6試合限定の「昇竜ユニホーム」を初めて着用したナインが反発力を見せた。その裏7点で再逆転。今季両リーグ初の20安打で打ち勝った。ナゴヤドームではチーム2度目、星野監督の下で優勝した99年以来19年ぶりとなる猛打で、今季初の2桁得点を挙げた。

 2メートル1の長身がお立ち台に上がる。新外国人モヤが主役だ。「とてもうれしい。勝利に貢献したい一心でプレーしました」。1軍初出場で4安打3打点。7回は1イニング2安打を記録した。1死からこの日3安打目となる二塁打を左中間へ。2死後の怒とうの6連打を呼ぶと、「ボス」と慕うアルモンテの四球を挟み、左前へ2点適時打を放った。「みんなの力で7点、取れたんだ」と胸を張った。

 ビシエドが米国市民権取得のためチームを離れた19日、登録されたのはR・マルティネス。登板なく抹消された右腕に代わり、2軍で3本塁打のモヤが呼ばれた。穴の空いた4番に入り、一日早ければ松坂も…と思わせる大暴れ。宿舎のシャワーなどが日本サイズでは少し苦しい大男は「1軍なら、もっと優雅になると思うんだ」と笑みを見せた。この男が打ちまくれば、中日ファンはもう「もやっ」とせずに済む。

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2018年4月21日のニュース