明大―東大で星野さん追悼セレモニー 明大ナイン、喪章つけ黙祷

[ 2018年4月21日 11:06 ]

<明大・東大>試合前、OBの星野仙一さんに黙とうを捧げる、左腕に喪章を付けた明大野球部の関係者たち
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 明大野球部OBである星野仙一氏(享年70)の追悼セレモニーが21日、東京六大学野球が開催されている神宮球場の明大―東大の試合前に行われた。今年1月4日に膵臓(すいぞう)がんのために死去。明大を卒業後は中日でエースとして活躍、現役引退後は中日、阪神、楽天で監督を歴任。侍JAPANの監督も務めた。リーグ優勝4度、楽天では巨人を破り日本一を達成、東日本大震災の影響を残す東北に勇気を与えた。

 17年1月には野球殿堂入り。星野氏の功績を称えようと明大野球部OB会である駿台倶楽部が東京六大学野球連盟に「追悼セレモニー」の開催を申請し同連盟初の追悼セレモニーが実現した。明大ナインは喪章をつけ、東大ナインもベンチ前に整列。明大関係者も出席しスコボードに星野氏の明大、プロ野球時代の映像が流れ、球場の観客とともに黙祷を捧げた。駿台倶楽部・土井淳会長(83)は「このようなセレモニーが開催できて連盟に感謝したい。星野君はこれからやりたいこともたくさんあったはず。惜しい人を亡くした」と同じ岡山県の後輩を偲んだ。

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