ハムドラ7宮台 フォーム褒められた“球の出どころ見えづらい”

[ 2018年1月22日 05:30 ]

ブルペンで初めて捕手を座らせた宮台
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 日本ハムのドラフト7位・宮台康平投手(22=東大)が21日、千葉・鎌ケ谷で行われている新人合同自主トレ第4クール初日に初めて捕手を座らせてブルペン投球を行った。直球を中心にカーブも2球交えて計24球。捕手役を務めた渡部龍一ブルペン捕手(32)も、球の出どころが見えづらいフォームを絶賛した。

 新人合同自主トレ3度目のブルペン。宮台は渡部ブルペン捕手を立たせて20球を投げ終えると、座ってもらうように合図した。そこから一球、一球丁寧に、球筋を確認しながら24球。ミットを目がけて無心で投げ込んだ。

 「初めてで少しばらつきがあった。もう少し力を抜いて投げたい」と本人は反省点を口にしたが、渡部ブルペン捕手は「まだそんなにスピードは出ていないけど、(出どころが)見えづらくて捕りづらかった。ちょっと差し込まれた」と最速150キロ左腕のフォームを絶賛した。

 東大時代は、例年1月はテスト期間中だった。調整のペースは「例年と比べて早い」というが、「メニューに合わせてやるだけ」と淡々。春季キャンプは沖縄・国頭での2軍スタートが決まっているが「キャンプに入ったら球数を増やしていきたい」と意欲的だ。キャンプインまでにあと2度ブルペンに入る予定で「課題は制球。直球の精度を上げていきたい」と力を込める。

 キャンプには、普段寮のベッドで使用しているマットレスと枕を持参する考えで、体調管理にも抜かりはない。寮生活ではエンゼルス入りが決まっている大谷と同じ4階で暮らすが、まだあいさつしただけで熱望する野球談議はできていない。「みんな自分を律してやっている。その中でも大谷さんは最大限にそれができている人なので見習いたい」と、会話はなくとも刺激を受けている。

 「一番は開幕に合わせること」。開幕1軍へ、秀才左腕が「難関突破」を目指す。(東尾 洋樹)

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2018年1月22日のニュース